この記事に書いてある内容
ミドル層でも満足出来る『ローエンド』の代表格moto g64 5G
- 優れたCPU性能を持ちつつ『発熱』『電池の減り』を抑えた高効率モデル。RAMブーストはアップデートで『AI』に対応
- 『画像処理』に力を入れて低照度まで『十分』な画質を得られるメインカメラ
- 実は『HDR』コンテンツの表示に対応するmoto g64 5Gのディスプレイ
- Dolby Atmosの音響効果を体感出来るデュアルステレオスピーカー
- 『防塵防水』『耐久性』を重視しないならmoto g64 5GでOK!ただし売り切れに注意
- Motorola moto g64(y) 5Gの主な仕様
- 関連リンク
ミドル層でも満足出来る『ローエンド』の代表格moto g64 5G
2025年7月10日(木)から、Motorola(モトローラ)のスマートフォン『moto g66j 5G』の発売が開始されます。同端末は日本のローエンド市場を支え続けてきた『moto g64 5G(Micro SDカード、おサイフケータイ対応)』の後継モデル。
moto g66j 5Gでは『防水性能』『耐久性』などが強化されており、それでいてお値段は据え置き。これらを重視するのであれば、迷わず最新モデルを購入しましょう。

ただし処理能力に関しては大差なく(最大クロック周波数が2.4GHzから2.5GHzにアップ)、新モデルの登場によりmoto g64 5Gの実売価格が下落。世代交代期にありがちな『買い時』が訪れています(通常値下げのあと終売)。

優れたCPU性能を持ちつつ『発熱』『電池の減り』を抑えた高効率モデル。RAMブーストはアップデートで『AI』に対応
moto g64 5GはSocにMediaTek社の『Dimensity 7025』を搭載。数年前のエントリーモデルとは比較にならない快適さ。AnTuTu Benchmark(10.5.1)のトータルスコアは実測値で47万程度(初期の頃より少し数値が下がっている)。

moto g64 5G(Dimensity 7025) のAnTuTu Benchmark(V10.5.1)スコア実測結果(左からRAM拡張4GB、RAM拡張OFF)

安い価格帯のスマートフォンは、3D Bench(主にGPU性能の計測)が『Lite版』の場合が殆ど。moto g64 5Gでは『通常版』で実測が行われ、それでいて『発熱』『電池の減り』がかなり抑えられています(GPUスコア自体は低め)。

『CPU性能の高さ』『大容量メモリ(8GB)』が強みとなるmoto g64 5G。メモリの消費が大きいChromeなどをヘビーに使っても動作は安定。『価格の割に快適な動作』が、私が同端末をお勧めする一番の理由。

moto g64 5G
2025年7月6日時点で、Androidのバージョンは『15』。いつの間にかRAMブースト(ストレージの一部をメモリに代用する機能)に、『AI自動』という項目が追加。

moto g64 5Gより
通常は◯GBと固定ですが、『AI自動』では使用量に応じて『〜8GB』まで拡張容量を最適化。こういった最新機能を先代モデルに採用してくれるのはありがたい!
『画像処理』に力を入れて低照度まで『十分』な画質を得られるメインカメラ
カメラに関しては、『画像処理』の部分で先代から顕著な画質の向上を確認出来たmoto g64 5G。大きめなイメージセンサーを採用するモデルと比較すると『質感』に物足りなさを感じますが、『これで十分だ!』という人は多いはず(透かしのデザインが改善されないのは不満点)。

moto g53j 5Gのメインカメラ(ナイトビジョン)で撮影した写真を拡大

moto g64 5Gのメインカメラ(ナイトビジョン)で撮影した写真を拡大

moto g64 5Gのメインカメラ(自動HDR、自動補正ON)で撮影

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真

moto g64 5Gのメインカメラで撮影した写真
実は『HDR』コンテンツの表示に対応するmoto g64 5Gのディスプレイ
ディスプレイアップデートは『高解像度化(フルHD+)』のみだと思っていたのですが、最近になって偶然『HDR(ハイダイナミックレンジ)』をサポートしていることに気が付きました(仕様に書かれていない)。

上からmoto g64 5G、Redmi 12 5G
moto g64 5GとHDR非対応のRedmi 12 5Gに同じ動画(HDR)を表示させると、ご覧の通り驚きの画質差(最近まで知らなかったのが悔やまれる!)。着実に増えているHDRコンテンツの配信。SDR(標準)よりワンランク上のリアリティを体感出来ます。

Dolby Atmosの音響効果を体感出来るデュアルステレオスピーカー
moto g64 5Gは廉価モデルながら、DolbyAtmosの音響効果をサポートする『デュアルスピーカー』を搭載。価格的にはステレオ再生出来るだけで満足だったのですが、数回提供されたアップデートにより『抑揚』『広がり』『分離』が加わったような(個人の感想)。
サウンド設定を確認してみると、『Dolby Atmos』のバージョンが上がっている( 07.01.1813)?。デバイスを『横表示』に回転させると、『ワイドステレオ再生を維持するように調整』とのこと。これ本来は、ミドルクラス以上に搭載する機能でしょう!
『防塵防水』『耐久性』を重視しないならmoto g64 5GでOK!ただし売り切れに注意
ポイント還元を含めれば、実質『2万円台前半』で販売している店舗もあるmoto g64 5G。繰り返しになりますが、『防塵防水』『耐久性』を重視しないのであれば、あえて『値下がりした旧世代』を買うのも大いにアリ。『終売』にはくれぐれもご注意を!
Motorola moto g64(y) 5Gの主な仕様
モデル名 | moto g64(y) 5G |
Soc | Dimensity 7025 |
容量 | 8GB/128GB(moto g64y 5G:4GB/128GB) |
電池容量 | 5,000mAh |
充電速度 | 最大30W |
サイズ |
|
重量 | 約177g、バニラクリーム:約180g |
画面 |
|
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
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スピーカー | ステレオ(DOLBY ATMOS) |
防塵防水 | IP52 |
認証 | 側面指紋認証、顔認証 |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) |
Bluetooth | 5.3 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
位置情報 | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou |
おサイフケータイ | 対応 |
イヤフォンジャック(3.5mm) | ◯ |
SIM | nano SIM+eSIM |
メインのバンドに対応する通信回線 | ドコモ、SoftBank、au、楽天モバイル |