Googleの最新スマートフォン『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』では、クラウドAIを使用した『編集マジック』という機能を使うことが出来ます。
『クラウド』なのでデバイス内で完結出来る『消しゴムマジック』とは異なり、Googleフォトに画像を一度アップロードしなければなりません。よってインターネット接続環境が必要不可欠です。
では、編集マジックとは一体何が出来るのか?こちらの画像を元に、編集例を紹介していきます。
まずはこちらが一番ベーシックな使い方。消しゴムマジックの進化版とも言えるでしょうか。宙に浮いているりんごが消えてなくなりました。背景の生成も自然な仕上がり。
手に残ったりんごの影も消せるかと試してみましたが、『Googleの生成AIの利用規約に違反する可能性がある』とのことで実行出来ませんでした。
りんごの場所を移動させたり『小さく』する事も可能。影を修正出来ないので全体的な仕上がりはやや不自然ですが、りんごの部分を単体で見るとクオリティは十分。
もはや『画像編集ソフトが要らなくなるのでは!?』と思ってしまう人がいるかもしれませんが、画像生成AI全体で言えばこれはまだ『序の口』です。
ここからはAdobeの代表的な画像編集ソフト、『Photoshop』の画像生成AI(インターネット接続必要)編集例をご覧ください。まずは編集マジックと同じようにりんごを消しました。この程度は朝飯前。
Photoshopの場合は編集方法を『言葉で指示』出来るので、編集マジックとは自由度が大きく異なります。りんごの影部分を選択して『影を消す』と指示すればご覧の通り。
りんごと影部分を同時に選択して『パイナップル』と指示したら、手の上に小さなパイナップルが出現!編集される内容にはややムラがありますが、基本的に自由自在です。
そして本当の実力を見られるのがココから。デフォルトの画像に写っているのは手の平とりんごのみ。背景はボケていて、どういった景色なのかはっきり分かりません。画像の外側を描く難易度は間違いなく高いです。それがPhotoshopの生成AIにかかるとこうなります。
粗を探せばおかしなところも多少はありますが、30秒もかからずこの画像を生成しているというのがそもそも信じられない。ヒントになる画像が1枚あれば、そこから生成AIが世界を膨らませてくれます。
Pixel 8、Pixel 8 Proの編集マジックもクラウド上で動作するので、原理としてはPhotoshopと同じ。『スマートフォンだから性能が足りない』という訳ではありません。現時点では単純に、Photoshopの生成AIが『高性能』なのかと。
生成AIを使用するには、Photoshopのバージョンを『25.0』以上にアップデートする必要があります。PhotoshopとLightroomがセットになった『フォトプラン』は月額1,078円(税込)~。
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生成AIが機能として加わり、お得感が一気に増した印象。画像編集に慣れていない人でも手軽に使えるというのが大きいですね。
Pixel 8、Pixel 8 Proの主要スペック
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
---|---|---|
Soc | Google Tensor G3 | Google Tensor G3 |
容量 |
|
|
電池 | 4,575mAh(有線充電:最大27W 無線充電:最大18W) | 5,050mAh(有線充電:最大30W 無線充電:最大23W) |
重量 | 187g | 213g |
画面 |
|
|
カメラ | メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 | IP68 |
オーディオ |
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|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
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