楽天モバイルは月額『3,278円(税込)』で『データ通信無制限』。パートナー回線(au)エリアでは月間データ容量を『5GB』に制限していましたが、2023年6月1日(木)から上限を撤廃。楽天回線、au回線エリアのどちらにおいても『データ通信無制限』に。
データ通信無制限で月額『3,278円(税込)』という料金設定は、他の通信キャリアと比較して半額以下。SoftBankとauはテザリング時の月間データ容量を『30GB』に制限しているのに対し、NTTドコモと楽天モバイルは制限なし。
通信業者 | NTTドコモ | Softbank | au | 楽天モバイル |
月間データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
月額基本料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | 3,278円 |
テザリング | 対応 | 対応※30GB | 対応※30GB | 対応 |
通話料金(国内) | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 0円※Rakuten Link 使用時 、22円/30秒(電話回線) |
10分かけ放題(国内) | – | – | – | 0円※Rakuten Link 使用時 、15分かけ放題:1,100円(電話回線) |
24時間かけ放題(国内) | 1,870円 | 1,980円 | 1,980円 | 0円※Rakuten Link 使用時 |
SMS送信料金(国内) | 全角1~70文字:3円 | 全角1~70文字:3.3円 | 全角1~70文字:3.3円 | 0円※Rakuten Link 使用時、全角1~70文字:3.3円(電話回線) |
SMS受信料金(国内) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
契約事務手数料 | 3,300円(2023年7月1日から3,850円。オンラインストアは無料) | 3,300円(2023年6月1日から3,850円。オンラインストアは無料) | 3,850円 | 0円 |
契約解除料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
MNP転出手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
上記からして、光回線を契約せずに楽天モバイルを『データ通信専用』目的で契約しているユーザーも相当数いるはず。家の中でモバイルネットワークを最も受信しやすいのは『窓際』です。
楽天モバイルで利用出来るサービスは『データ通信無制限』だけではありません。無料アプリRakuten Linkを使用すれば、追加料金なしで『国内通話かけ放題』『SMSメッセージ送受信し放題』。
窓際にデバイスを置きっぱなしの状態だと、着信やSMSメッセージの受信に気づき辛いといったデメリットが発生。もっとも、Wi-Fiルーターでは着信やSMSメッセージの受信を行うことすら出来ません。
投稿が見つかりません。『使い勝手が悪い』という理由で、Rakuten Linkを使っていない人は『国内通話かけ放題』『SMSメッセージ送受信し放題』というスペシャルサービスを放棄しているも同じ。これはとてつもなく勿体ないです。
今回は楽天モバイルを『データ通信専用』として利用している人が、『メイン端末でRakuten Linkを使えるようにする裏技』を紹介します。
裏技を設定するには、一時的に『2台』のスマートフォンが必要になります(設定が終わった後は必要なし)。また、発信は『非通知』になる(着信番号は表示)のでその点は予めご了承ください。
友達や家族との日常的な連絡手段が『LINE』であったり、『通話料金をかけずに電話をかけたい』『SNSなど会員情報の登録に電話番号を使いたい』という人とっては間違いなく有効な手段。
楽天モバイルユーザーだけどRakuten Linkを使わないのは宝の持ち腐れ。目一杯使い倒して固定費をしっかり削減しましょう!
楽天モバイルのSIMが入っていないスマホでRakuten Linkを使用する方法
設定を行う為に一時利用するスマートフォンは『サブスマホ』、日常的に使用するスマートフォンは『メインスマホ』と記します。下記は2023年5月14日時点で有効な方法です。
楽天モバイルのSIMを装着(サブスマホ)
サブスマホは楽天回線もしくはパートナー回線(au)に対応している必要あり。自動認識されない場合は下記の通りAPNを設定。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
Google Playストアから『Rakuten Link』をダウンロード(メインスマホ)
Rakuten Linkを開いて『ログイン画面へ』を選択(メインスマホ)
楽天モバイルを使用中の楽天アカウントにログイン(メインスマホ)
楽天モバイルの電話番号を入力して『確認』を選択(メインスマホ)
SMSメッセージで認証コードが届くので確認(サブスマホ)
認証コードを入力して『確認』を選択(メインスマホ)
『同意してはじめる』を選択すると設定完了(メインスマホ)
メインスマホでRakuten LinkにログインしてSIMカードを抜くと、その時点で『ログアウト』されてしまいます。しかし上記の通り『サブスマホで認証コードを受信してメインスマホで入力する』という手順を踏めば、メインスマホを再起動してもRakuten Linkのログイン状態を維持。
楽天モバイルの契約を継続さえしていれば、家に楽天モバイルのSIMを装着したWi-Fiルーターやルーター代わりのサブスマホを置きっぱなしの状態でも、メインスマホで着信を受けたり発信(非通知)することが可能です。
2023年8月には、パソコンで使える『Rakuten Linkデスクトップ版』が登場予定。データ通信以外の部分に関しても、使い勝手が向上するのは間違いないでしょう!
楽天モバイルについて
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
- 公式サイト:楽天モバイル
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