2022年に発売されているスマートフォンは、その殆どが『5G』に対応しています。2022年3月に登場した『Xiaomi Redmi Note 11』は5G非対応の『4Gスマホ』。今更4Gのスマホを購入しても・・・と思う人は勿論いるでしょう。
しかし、よく考えてみてください。5Gの高速通信を必要とする機会がどれほどあるかを。高速通信は大容量データの送受信が大前提。そういった事は大抵パソコン(光回線)で行いますよね。
そもそも、殆どのモバイル通信サービスは月のデータ量が定められているので、大容量データのやりとりには不向き。100GBのデータを受け取る前に速度制限となるでしょう。
スマートフォンの性能を決めるのは『Soc』です。 Redmi Note 11はQualcommの『Snapdragon 680』を搭載。上位モデルのRedmi Note 11 Proと比較すれば動きは当然遅いですが、2021年2月に発売されたRedmi 9Tとは雲泥の差。
Redmi Note 11が発売される前は、Redmi 9Tを使っていて大きな不満はありませんでした。むしろ安いのに電池のもちは良いしで、満足感の方が上回っていました。
しかしRedmi Note 11を使い始めてからは『動作がモッサリしている』『画面の反応・発色がイマイチ』『輝度が足りず屋外で見づらい』『充電が遅い』『GCamを入れないとカメラが微妙』など様々な不満が露呈。これら全ての面において、『Redmi Note 11の方が優れている』という事です。
足りない部分はアップデートし、『長時間駆動』という長所は継続。そしてもう一つ継続となったのが『トリプル(3つ)スロット』。Redmi Note 11はnano SIM2枚とMicro SDカード1枚を同時に使用する事が可能。
2枚のSIMを使用して『デュアルSIM運用』すれば、メインSIMで通信障害が起こってもサブSIMで回避出来ます。スマートフォンが必需品となり、モバイル通信料金が大幅に値下げされた昨今。通信の保険は今やスタンダードに。
通常のスマートフォンは『デュアル(2つ)スロット』なので、デュアルSIM運用をするとMicro SDカードが使えなくなります(eSIM対応の場合は別)。Redmi Note 11はトリプルスロットなので、デュアルSIM運用しながらMicro SDカード(最大512GBまで)に好きなドラマや映画をダウンロード出来てしまう。
『安いスマートフォンのカメラはメモ程度』というのは完全に過去の話。Redmi Note 11がそれを実証しています。5,000万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラといった3眼仕様。デフォルトカメラアプリが大幅に進化し、Redmi 9Tでは必須だったGCamは不要に。
そしてRedmi Note 11最大の特徴となるのが『有機ELディスプレイ』。液晶の場合は表示するのに『バックライト』『液晶』『カラーフィルター』が必要。有機ELは画素単体を発光させて表示するので、部品をカットする事が可能。
物理的に本体の厚みと重量を抑えられるというわけ。Redmi Note 11は5,000mAhの大容量電池を採用しつつ重量は『約179g』。縦長タイプなので片手持ちも余裕です。
有機ELは表示に関しても優れます。Redmi 9Tの液晶ディスプレイはコントラスト比が『1500:1』なのに対し、Redmi Note 11は『4,500,000:1』。桁違いどころではありません。コントラスト比が高いほど色の違いはくっきり。
応答速度が速いので残像が発生しづらいといったメリットも。しかもRedmi Note 11はエントリーモデルながら最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)が『90Hz』。高速かつ滑らかです。
動画を観なければ勿体ないと言えるRedmi Note 11。映画やドラマはMicro SDにダウンロードすれば良いですが、スマホで動画を観ると言えばやはり『YouTube』。通勤・通学のお供にピッタリ。
YouTubeが公表している推奨速度
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
YouTubeを観るのに最適なサービスを提供しているのが格安SIMの『mineo』。同社の『最大1.5Mbpsでデータ通信し放題(3日で10GB以上通信すると速度制限)』は速度が安定しており、スマートフォンの画面サイズに適した『SD 480p』でYouTubeの動画が観放題。
mineoの『最大1.5Mbpsでデータ通信し放題』を利用するのにお勧めなのが下記の組み合わせ。
コース | タイプ | データ量(速度制限なし) | オプション | 月額合計利用料金(税込) |
マイピタ | シングル1GB(データ通信) | 1GB | パケット放題Plus | 1,265円 |
マイピタ | デュアル10GB(音声+データ通信) | 10GB | パケット放題Plus | 1,958円 |
マイそく | スタンダード(990円) | – | – | 990円 |
マイピタ料金設定
基本データ容量 | 音声+データ通信(デュアルタイプ) | データ通信のみ(シングルタイプ) |
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
マイピタのシングルタイプは『データ通信専用』。月額『385円(税込)』のオプションサービス『パケット放題Plus』に申し込む事で、節約モード時の最大速度が200kbpsから『1.5Mbps』にアップ。
デュアルタイプは通話も可能な音声対応。データ量10GB以上には『パケット放題Plus』が無料で付帯(申込みは必要)します。シングルタイプと同様に、mineoスイッチで節約モードのON/OFF切り替えが可能。
安さ重視で選ぶなら、最大『1.5Mbps』通信に特化したマイそく(スタンダード)。月から金曜日の午後0時から13時までは最大速度を32kbpsに制限されますが、それ以外の時間帯は最大『1.5Mbps』の通信速度で実質通信し放題。
音声対応ながら月額基本料金が『990円(税込)』というのは神レベル。文句のつけようがありません。mineoは10分かけ放題を『550円(税込)』で提供するなどデータ通信以外も激安。マイそく(スタンダード)と10分かけ放題を組み合わせれば、月額『1,540円(税込)』でW放題に!
Redmi 9Tから動作が快適になったとは言えど、Redmi Note 11はエントリーモデル。SIM選びで背伸びする必要はありません。1.5Mbps程度の通信速度が出ていれば、YouTube鑑賞以外にも出来る事は盛りだくさん。
- オンラインゲーム(原神、PUBGモバイル、Asphalt9)
- YouTube(解像度:SD 480p)
- Amazon Music HD(ストリーミング設定:標準)
- フリマアプリ(メルカリ、ラクマ)
- ネットサーフィン(Chromeで調べ物など)
- 買い物(Amazon、楽天市場)
- Googleマップ(ナビ)
- SNS(Instagram、Twitter)
- LINE(メッセージの送受信、通話)
- 支払い(PayPay、楽天ペイ)
[youtube id=TG_SonnPCyo]
IIJmioやOCNモバイルONEがセールを行っていれば、『1万円以下』で購入する事も可能なRedmi Note 11。mineoは通信回線を『NTTドコモ』『SoftBank』『au』から選べるので、通信の保険として両社とデュアルSIM運用するにも最適。安く購入して安く運用するのがエントリーモデルの正しい使い方。勿論実用的である事は大前提!
Xiaomi Redmi Note 11の主な仕様
Xiaomi Redmi Note 11 | |
---|---|
Soc | Snapdragon 680 |
容量 | 4GB/64GB |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約179g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
位置情報 | GPS、Glonass G1、BDS B1、Galileo E1 |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | NanoSIM カード×2 |
指紋認証 | 側面 |
NFC | 対応 |
スピーカー | ステレオ(デュアルスピーカー) |
Micro SDカード | 対応 |
OS | Android™ 11 |
Xiaomi Redmi Note 11にお勧めな格安SIM
- 4G: LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/66
- 4G:LTE TDD: 38/40/41
- 3G: WCDMA: 1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)