Twitterで精度の高い情報を配信し続けている『@Golden_Reviewer』が、Snapdragon 8 Gen 2を含む『GFXBench』『3DMark』測定結果を新たにツイート。GFXBench、3DMarkは3Dゲームパフォーマンス性能を知る上で有効なアプリケーションです。
GFXBench 3.1 1080P Offscreenの結果はFPS『223』、平均消費電力(Average Power Consumption)『7.3』、電力効率(Efficiency)『30.4』。スマートフォンに搭載されているSocの中ではトップの数値。MediaTekの最新Soc『Dimensity 9200』を上回りました。
平均消費電力を抑えつつFPSを向上させるという最も理想的な性能アップを遂げたことで、電力効率が突出。半分以下の消費電力でApple M1に迫る勢い。
GFXBench Aztec Vulkan/Metal 1440p Offscreenにおいても3項目で『Dimensity 9200』『Apple A16』を圧倒。また、Snapdragon 8 Gen 2(Adreno 740)はDimensity 9200(Arm Mali-G715 MC11)と同様にリアルタイムレイトレーシング(RT)をサポートし、より現実に近い表現を可能としています。
3DMark Wildlife ExtremeもGFXBenchに近い結果。平均消費電力は1~2年ほど前にリリースされたSocと同等。その上でグラフィックパフォーマンスを1.5~2倍近くまで向上させているという離れ業。この結果にはただ驚かされるばかり。
ゲームプレイ環境において『AndroidはiOSに勝てない』というのが数年前までは通説でしたが、それを完全に覆す内容。まるでApple Aシリーズの成長鈍化を狙っていたかの様な展開です。
2023年はSnapdragon 8 Gen 2を搭載する端末が多数登場。これはとんでもなく楽しみな1年になりそうです!