X(旧Twitter)を滑らかに気持ちよくスクロール出来るスマートフォンは?9台のフレームレートを実測してみた。

Twitterの利便性が高いスマートフォンを9台の中から選んだ

Gaiaxが2023年10月2日に更新した記事内容によると、日本におけるX(旧Twitter)のアクティブユーザー数は『4,500万人』。総人口の3割近くがXを使っていることになります。

同調査結果では世界のアクティブユーザー数が『3億3,000万人』となっているので、日本人だけで『10%以上』を占めている状況。人気ユーザーのコメント欄に『インプレッション稼ぎ』が多く見られるのは、日本のアクティブユーザー数が突出していることも原因として挙げられますね。

もっとも一部の国では『有料化』の動きが見られており、日本にもその流れが踏襲されると一定数『ユーザーが減少』するのは間違いないでしょう。今後対話型のAI『Grok』などを絡めて、どう付加価値を高められるかが肝となります。

Xを利用するデバイスは『スマートフォン』という人が大半のはず。しかし端末によっては、スクロールした時に『目が疲れるな』と感じる場合も(アプリ自体の重さは以前よりはかなり解消された気がします)。それは『フレームレートの低さ』が原因の可能性が高いです。

フレームレートは1秒間に何コマで表示するかを示す値。ディスプレイのスペックでは『リフレッシュレート』が基準に。最大リフレッシュレートが120Hzのディスプレイは、1秒間に120フレーム(fps)で表示する事が可能です。

フレームレートが高くなるほど表示が『滑らか』になるので、その分スクロール時の目の疲れが軽減されます。数年前に発売された廉価なAndroidスマートフォンはリフレッシュレート『60Hz』と低めの場合が多いので、その部分だけとっても機種変する価値はあるかと。

あわせて読みたい
そろそろiPhoneを卒業すべき理由。ボロボロの旧型iPhoneより安いAndroidスマートフォンの方が高確率で快適 今は殆の人にとって生活必需品となっているスマートフォン。OSは『Android』『iOS』に大分類されます。日本はiOS、つまりiPhoneの利用者が多いことで有名な国。 Webトラ...

情報を切り替える為に何度もスクロールをする必要があるXは、『滑らかさ(フレームレートの高さ)』が特に重要です。今回は複数台のスマートフォンを利用して、Xアプリ利用時のフレームレートを実測(1分間)してみました。

端末名 X使用時のフレームレート(1分間実測) 最大リフレッシュレート(公表値) 最大タッチサンプリングレート(実測値)
Pixel 8 105~118fps(自動) 120Hz 250Hz
Motorola moto g53y 5G 110~119fps(自動) 120Hz 250Hz
Nothing Phone(2) 119fps(自動) 120Hz 272Hz
Redmi 12 5G 82~89fps(自動) 90Hz 272Hz
Motorola edge 40 134~143fps(144Hz) 144Hz 250Hz
Motorola moto g52j 5g 110~119fps(自動) 120Hz 250Hz
Pixel 7a 86~90fps(自動) 90Hz 200Hz
Xiaomi 12T Pro 119~121fps(自動) 120Hz 250Hz
AQUOS wish2 56~59fps 60Hz 100Hz~120Hz

実測結果は上記の通り。実際に操作していて一番『滑らか』かつ『動作が軽い』と感じたのは『Nothing Phone(2)』でした。安定した『119fps』という高いフレームレートに加え、タッチ感度の良さもプラスに作用していた印象。スクロールした瞬間に『フワッとした軽さ』を味わえます。Xヘビーユーザーにかなりお勧め。

あわせて読みたい
【撮った】Nothing Phone(2)のカメラでAdvanced HDRを試す!階調差が広がりメリハリある描写に。 イギリスのロンドンを拠点とするテクノロジーメーカー『Nothing』。スマートフォン2作めとなる『Nothing Phone(2)』は、Socをミドルクラス向けのSnapdragon 778+ 5G...

安さ』と『滑らかさ』を兼ね備えているのは『Motorola moto g53y(j) 5G』。Nothing Phone(2)ほどでは無いですが、スクロールした瞬間の心地よさは最大『90Hz』のPixel 7aやRedmi 12 5Gを体感レベルで上回ります。

あわせて読みたい
電池持ちの良いスマートフォンの選び方。『電池容量』『Soc』『画面解像度』が重要。条件を兼ね備えてい... スマートフォンで『3Dゲームを高いフレームレートでプレイしたい』『夜景写真を低ノイズ高精細に撮りたい』といった人は『GPU』や『カメラ』性能が高いハイエンドモデル...

Motorola edge 40はリフレッシュレートを『自動』に設定すると、Xの場合は『90Hz』が上限に。滑らかさを求める場合は『120Hz』もしくは『144Hz』を選びましょう。ただし全てのコンテンツが高いリフレッシュレートに固定されるので、電池もちは悪くなるかも。

あわせて読みたい
Motorola edge 40の写真作例28枚追加。メインカメラ、超広角カメラ、ポートレートモード、HDR画質など 6.55インチの有機EL大画面と優れたパフォーマンスを両立しつつ、重さ約167g〜171g(カラーによって異なる)の軽量設計を実現した『Motorola edge 40』。持ち歩くことが...

検証した端末の中で『Xに最も適さない』と感じたのは、『AQUOS wish2』。他の記事でも度々指摘していますが、同端末はタッチサンプリングレートが低いので『感度』が悪いです。リフレッシュレートも最大『60Hz』。スクロールを繰り返していると目が疲れます。

Xに関して言えば、3Dゲームプレイ時の様にハイエンドとエントリーモデルで動作環境に極端な差が出ることは有りませんでした(今回比較した端末に限る)。個人的には『リフレッシュレート』を重視して選ぶことをお勧めします!

あわせて読みたい
Redmi 12 5G総合レビュー!安くてお勧めのスマホある?と聞かれたら今はコレ!2万円台なのに使い勝手良... 大手テクノロジーメーカーXiaomi(シャオミ)は2023年10月19日(木)、日本市場において『Redmi 12 5G(オープンマーケット版)』の発売を開始しました。直販価格は4GB/...
あわせて読みたい
【11月版】実売2万円台の『安いけどちゃんと使える』スマートフォン3選。実際に使ったことのある端末か... 円安などの影響により物価の高騰が止まらない昨今。生活必需品として使われている『スマートフォン』も例外ではありません。何も調べずに『とりあえず安い新型』を買っ...

格安SIMに関する記事

一覧はコチラから

  • URLをコピーしました!