Xiaomi Japanは2023年11月29日(水)、日本市場において最新スマートフォン『Xiaomi 13T』をリリースしました。販売チャネルはUQモバイルとau。価格は74,800円(税込)。
カラーはアルパインブルー、メドウグリーン、ブラックの3色展開。アルパインブルーのみがビーガンレザー素材を使用しています。発売開始は2023年12月8日(金)から。
Xiaomi 11Tの後継モデルとなるXiaomi 13T。日本ではXiaomi 12Tの発売が見送られたので、1世代スキップしての登場となります。
2世代前のXiaomi 11Tと比較して、一体どういったアップグレードが行われているのか。まずは主なスペックを比較してみましょう。
Xiaomi 13T | Xiaomi 11T | |
Soc | Dimensity 8200-Ultra(4nm) | Dimensity 1200 Ultra(6nm) |
容量 | 8GB/256GB
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8GB/128GB
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電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大67W | 最大67W |
充電器 | 別売り | 同梱 |
重量 | ガラス:約197g、IPU:約193g | 約203g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
望遠カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
防塵防水 | IP68 | 不明 |
センサー | 近接センサー、360°環境光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、フリッカーセンサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
スピーカー | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM + eSIM | nano SIM×2スロット |
スマートフォンの処理能力を決めるSocは、Dimensity 1200 Ultra(6nm)から『Dimensity 8200-Ultra(4nm)』に刷新。AnTuTu Benchmark(Ver.10)のランキングを参考にすると、Xiami 13T(8GB/256GBモデル)のトータルスコアは『905,365(CPU:261813、GPU:229741』。
Xiaomi 11Tは勿論のこと、Snapdragon 888を搭載するXiaomi 11T Proすらやや上回る高性能。5,000m㎡の大型冷却機構ヴェイパーチャンバー(初のグラフェンマイクロナノキャビティ熱伝導フィルム採用)を備えるなど、熱対策にも余念なし。
Xiaomi 11Tでは原神を高いグラフィック設定(画質:最高、フレームレート:60FPS)でプレイする事が出来ませんでした。しかしXiaomi 12Tでは環境が大幅に改善。
Xiaomi 13TではSocのプロセスサイズが4nmに微細化(GPU性能も向上)されており、かつ冷却性能が強化されているので、より3Dゲームに適した環境が整備されたことになります。
ストレージは128GBから『256GB』へと増量。そしてもう一点注目すべきが『メモリの規格』です。Xiaomi 11Tでは、LPDDR4Xというミドルクラス向けの規格が採用されていました。
上記はXiaomi 11Tの搭載しているSoc『Dimensity 1200-Ultra』に起因するもの。Dimensity 8200-Ultraでは上位規格となる『LPDDR5』をサポート。処理能力の底上げが行われているのはSocだけでは無いのです。
重量は200g超えから100g台に。高性能化に伴い、端末重量が増えるというケースは珍しくありません。5,000mAhの電池容量を維持しつつの軽量化は好印象。
残念なのは『充電器が同梱されていない』こと。Xiaomi公式ストアで販売されている『67Wターボチャージ対応急速充電器・ケーブルセット』は4,490円と中々のお値段。ベストな充電パフォーマンスを求めるなら、追加出費が必要に。
ディスプレイは2,400×1,080ピクセルから『2,712×1,220ピクセル』へとやや高解像度化。加えて最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)が120Hzから『144Hz』に向上しています(色深度は10bitから12bit)。
最大輝度は800ニトから『1,200ニト』へ(一部の明るさを示すピーク輝度は1,000ニトから2,600ニト)。ディスプレイには『Pro HDR Display』という名称が付けられており、HDR領域を正確に特定する『ダイナミックマスク』を使用することで、異なる領域間の明るさをスムーズに切り替えられるとしています。
ただしガラスに関しては、Gorilla®️ Glass Victus™から『Gorilla®️ Glass 5』にランクダウン。耐久性が気になる場合は、ケースやガラスフィルムをはやめに装着(ケース付属、画面保護シート貼り付け済み)しましょう。
メインカメラは1億800万画素から『5,000万画素』へ。何度もお伝えしていますが、『高解像度=高画質』ではありません。解像度よりも『イメージセンサーサイズ』『画素サイズ』の方がよほど重要です。
Xiaomi 13Tのメインカメラは、『1/1.28インチ』の大型イメージセンサー『SONY IMX 707』を搭載。これは上位モデルとなるXiaomi 13T Proと同じもの。ピクセル統合時の画素サイズも2.1μmから『2.44μm』に拡大しています。
レンズはF1.75から『F1.9』にやや小口径化していますが、『非球面高透過率レンズ使用』『光学式手ブレ補正搭載』『レンズエッジのインクコーティング』『ALD超低反射テクノロジー採用』など高画質を補う技術が随所に。
もう一つ個人的に注目しているのが『望遠カメラ』。メインカメラと同じ『F1.9』のレンズを採用しています。公式サイトには『一眼レフに匹敵するボケ味を作り出す』と書かれており、かなり私好みの写真が撮れそうな予感。
日本モデルではライセンスの関係で『Leica(ライカ)』のフィルター効果を使えません。『Xiaomi Imaging Engine スマートイメージアルゴリズム』によるシーンの最適化や忠実な色彩表現が、どこまで満足度を上げてくれるか。
Xiaomi 11Tでは、画像を処理する『ISP』の性能にやや物足りなさを感じました。Dimensity 8200-Ultraが採用している『14bit HDR-ISP 』の仕事ぶりによっては、前世代のイメージが覆されることに。
一般的な部分では、『おサイフケータイ』『防塵防水(IP68)』に対応したことが何より大きなポイント。回線契約が必要ないという人、『au』『UQモバイル』からXiaomi 13Tを単体で購入しましょう。
Xiaomi 13Tにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n3/28/41/77/78
- 4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
- 4G:LTE TDD:38/40/41/42
- 3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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