Xiaomiの最新ハイエンドスマートフォン『Xiaomi 11T』『Xiaomi 11T Pro』。両モデルは同じ『大型イメージセンサー』と『F値1.75のレンズ』を採用。しかし画像処理を行うISP(イメージシグナルプロセッサ)がそれぞれ異なるので、描き出される画像には差があります。
昼間に写真をメインで撮る人は、上記撮り比べの記事を参考にしていただければ幸いです。今回はさらに一歩踏み込んで『夜景』の画質をチェック。シーンによっては明確に差が出たので、夜景画質を重視している人は注意深くご覧ください。
ちなみに夜景モードは残念ながら『HEIF』をサポートしませんでした。ただし『Xiaomi 11T Pro』であれば、『自動夜景モード』をONにすれば低照度な場所で『夜景1S』『夜景2S』に切り替わり(夜景撮影用の夜景モードとは異なる)、それらはHEIFに対応します。
※WEB掲載用に表示は幅1,024Pixelに縮小。選択すると画像が幅2,000Pixelまで拡大。JPEGの圧縮率を通常より高めに設定しています。
Xiaomi 11T Proは昼間だけでなく夜も明るく撮れました。コンクリート部分の解像も明瞭です。スマートフォンの夜景モードはXiaomi 11T Proの様に明るく仕上げるのがどちらかと言えば通常ですが、Xiaomi 11Tの場合はやや暗めな落ち着いた雰囲気。彩度も抑えられているのでかなり印象が違いますね。ノイズは目立ちませんが、解像ではXiaomi 11T Proにやや劣るか。
撮影する端末によってはノイズだらけになってしまう難易度の高い場所を、無難にこなすのがXiaomiのハイエンド。Xiaomi 11Tは光を抑えて撮影しているので、線路や雲の明るさがXiaomi 11T Proと分かりやすく異なります。スマートフォンの画面で確認した時はXiaomi 11T Proの方が良く撮れていると感じたのですが、パソコンの大画面に切り替えるとXiaomi 11Tも中々。個性が出てますね。
同じ場所で『超広角カメラ』に切り替えて撮影。イメージセンサーが変わるので画質の低下は否めません。しかし両モデルともノイズは目立たず実用レベルのクオリティを保持。メインカメラほど光の扱いに差はなく、色がXiaomi 11Tは暖色、Xiaomi 11T Proは寒色より。
建物の解像にはっきりと差が出た一枚。Xiaomi 11T Proはカッチリしていて細部までディテールが崩れていません。対照的にXiaomi 11Tは画質の劣化が目立ちます。光が強い場合は『光を抑える』データ処理が適正となりますが、『光が足りない』シーンは明るく撮れるXiaomi 11T Proが有利。低照度でこそ真価を発揮するハイエンドスマートフォンのカメラ。その中でもこれは最高クラスのグレードです。
Xiaomi 11Tの主な仕様
Xiaomi 11T | |
---|---|
Soc | Dimensity 1200 Ultra(6nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大67W急速充電) |
重量 | 203g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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NFC | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 12.5、android 11 |
Xiaomi 11T Proの主な仕様
Xiaomi 11T Pro | |
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Soc | Snapdragon 888(5nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB、12GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 204g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
NFC | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 12.5、android 11 |
Xiaomi 11T、Xiaomi 11T Proにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/40/41/42
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)