ALLDOCUBE人気の高まりを『8インチタブレット日本市場』から考察。『サブで主役』を目指す展開に

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この記事に書いてある内容

その他格安タブレットメーカーの1つに埋もれていた印象の『ALLDOCUBE』。強気な姿勢で新たな層を取り込めるか

  1. iPlay 60 Mini Turboが格安タブレット市場の流れを変える
  2. 『通勤』『通学』の際は10インチより8インチが圧倒的に扱いやすい
  3. 10インチ台のミドルクラスタブレットは需要が少ないと感じる
  4. スマートフォンのサブ端末として需要がある『性能高め』な8インチ台のタブレット
  5. iPlay 60 mini Turboの高評価は過去モデルの地道なアップデートありき
  6. AnTuTu Benchmark130万超えのハイエンドスペックモデル!『iPlay 70 mini Ultra』登場の衝撃(買いました)
  7. SIMとGPSが使えて動作速度軽快だったら文句なし!iPlay 70 mini Proは『需要』が凝縮された8型タブ(また買いました)
  8. 関連リンク

 

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その他格安タブレットメーカーの1つに埋もれていた印象の『ALLDOCUBE』。強気な姿勢で新たな層を取り込めるか

最近攻勢を強めていると感じるのは、日本でもタブレットメーカーとして認知拡大中の『ALLDOCUBE(オールドキューブ)』。

創業時期は2004年とそれなりに古いですが、『低スペック』『低価格』な製品がメインだったので、ハイエンドまで広い裾野で展開しているSamsung(サムスン)やXiaomi(シャオミ)等とは異なり、長く『その他格安メーカー』の一つに埋もれていた印象。

iPlay 60 Mini Turboが格安タブレット市場の流れを変える

個人的に同メーカーの『変化』を感じたのは、『iPlay 60 Mini Turbo』リリース時。同端末はSocにQualcommの『Snapdragon 6 Gen 1』を搭載。

私はSnapdragon 6 Gen 1を搭載するSHARPのスマートフォン『AQUOS sense8』を所有。AQUOS sense8は一時期続いていた『Snapdragon 695 5G搭載』の流れを性能面で『上向き』に突破した1台でした。

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格安タブレット市場では『Helio G99』搭載モデルが増え続けていましたが、ワンランク上の『iPlay60mini Turbo(Snapdragon 6 gen 1)』が登場したことでその流れが変わった印象。ALLDOCUBE自体の路線変更も垣間見えました。

『通勤』『通学』の際は10インチより8インチが圧倒的に扱いやすい

    iPlay 60 Mini Turboの画面サイズは『8.4インチ』。10インチ台が主流となるタブレットカテゴリーの中では『小さい』部類に入ります。8インチ台のタブレットは10インチ台と比較して『軽量』『手で持ちやすい』ことが大きな特徴。つまり外出先への持ち運びに適しています。

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    『動画視聴専用機』『家での利用』『パソコンライクな使い方』『3Dゲーム』がメインであれば、大きめな画面を選んだ方が利便性は向上。しかし大型化は『持ちづらさ』『重さ』がトレードオフに。『長時間の移動』『混み合った車内での利用』には不向きなのが正直なところ。

    10インチ台タブレットの選択肢は、1万円台のエントリーから『Redmi Pad Pro』の様なミドルクラス、そして『Xiaomi Pad』『Galaxy Tab』『iPad』の様な高性能モデルまで幅広いラインナップが用意されています。新規参入が厳しい状況と言えるでしょう。

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    10インチ台のミドルクラスタブレットは需要が少ないと感じる

    私はミドルクラスの『Redmi Pad Pro』を所有していますが、需要としては『少し弱いかな』と感じています。動画視聴がメインなら『1万円台の廉価モデル』で十分ですし、『大画面で3Dゲームをバリバリ遊びたい』なら高性能モデルが適しているから。

    画面1

    本格的なAI機能は『高性能モデル』に搭載される傾向にあり、スマートフォン(メイン)の『サブ端末』用途で持ち歩くには物理的に大きすぎ。そうなるとどうしても大画面ミドルクラスは『中途半端なポジション』になりがち。実際同デバイスの利用頻度は低いです。

     

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    スマートフォンのサブ端末として需要がある『性能高め』な8インチ台のタブレット

    8インチ台は機動力に優れるので、『スマートフォンのサブ端末』として需要あり。Appleは『iPad mini』という高性能デバイスを展開していますが、Androidの場合は『性能の低い廉価モデルが大半を占める』状況でした。

    メイン端末がスマートフォンの『ハイエンド』であれば、サブ端末にも『それなりの動作速度』を求めてしまいます。1万円台の廉価モデルでは『モッサリしていて耐えられない』という事態になりかねません。

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    Snapdragon 6 Gen 1を搭載する『iPlay60mini Turbo』は、『持ち運びしやすいAndroidタブレット』のベースを底上げしたモデル。ハイエンドAndroidスマホの相棒に同デバイスを購入した人が多いのでは。

    iPlay 60 mini Turboの高評価は過去モデルの地道なアップデートありき

    2025年5月27日時点で、iPlay 60 Mini TurboのAmazonレビュー件数は『230(タブレットにしては多い)』。それでいて5点中『4.2』の高評価を獲得しています。一定の需要と満足を満たしていなければまず不可能であろう数字。

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    もっとも『処理能力を高めただけ』であれば、ここまでの評価は得られていないはず。ALLDOCUBEはiPlay 60 Mini Turboをリリースするまでに、『電池容量増量』『各種センサー追加』『デュアルスピーカー採用』など細かなアップデートを行なってきました。それらが功を奏した結果と言えるでしょう。

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    AnTuTu Benchmark130万超えのハイエンドスペックモデル!『iPlay 70 mini Ultra』登場の衝撃(買いました)

    2025年4月10日、ALLDOCUBEはiPlay 60 Mini Turboの進化版となる『iPlay 70 mini Ultra』を日本市場で世界初公開。SocにはAnTuTu Benchmarkスコアが『130万』を超える『Snapdragon 7+ Gen 3』を採用。短期間で3Dゲームが可能な『Android版iPad mini』の領域まで性能を拡大。

    ベンチマークスコア

    iPlay 70 mini Ultra(Snapdragon 7+ Gen 3) のAnTuTu Benchmark(V10.4.9)スコアを実測

    AnTuTu Benchmark実測値(最大) 端末名
    200万〜 OPPO Find X8Xiaomi 14 UltraXiaomi 15 Ultra
    150万〜200万 Xiaomi 14T ProPOCO X7 Pro
    100万〜150万 Pixel 8、Pixel 8a、Pixel 9a、Xiaomi 13T Pro、Nothing Phone 2
    50万〜100万 OPPO Reno11 Amoto g64 5GNothing Phone (2a)、Nothing Phone(3a)、AQUOS sense8、AQUOS sense9
    〜50万 OPPO A3 5G、Redmi 12 5G、moto g24

    iPlay 60 Mini Turboの投入で、日本8インチ市場に対して『新たな可能性』と『手応え』を同時に感じたであろうALLDOCUBE。その延長線上に登場したのが、『3Dゲームを大画面で遊びたいミドルクラススマホユーザー』に刺さりそうなiPlay 70 mini Ultra。

     

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    放熱設計の強化や最大リフレッシュレートを『144Hz』に高めるなど、ゲーミング仕様を拡充。画面サイズを『8.8インチ(2.5K解像度)』までやや拡大し、電池は『7,300mAh』に増量しています。

    私はiPlay 60 Mini Turboの一つ前のモデル、『iPlay 60 mini Pro』の時点でALLDOCUBEというメーカーに興味を持ちました。iPlay 60 Mini Turbo登場で『欲しい』の気持ちが強くなり、iPlay 70 mini Ultraではそれが振り切れついに購入。

    タブレット

    大手グローバルメーカーの多くは、Androidを大きくカスタムしたOSを採用(XiaomiはHyper OS、OPPOはColor OS)。

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    ALLDOCUBEはカスタマイズがあくまで最低限。どちらかと言えば『素のAndroid』に近い状態です。『セカンドスペース』『デュアルアプリ』といった独自機能を求める人には不向きと言えます。

    ただし何も出来ない訳ではなく、iPlay 70 mini Ultraに関して言えば『RAMの拡張』『横向きレイアウト』『分割画面表示』に加えて『DTSによる音響効果』や『ゲーム(パフォーマンス)モード』をサポート。ハード面以外でも『頑張っているな』という印象を受けます(日本語がおかしな部分はある)。

      SIMとGPSが使えて動作速度軽快だったら文句なし!iPlay 70 mini Proは『需要』が凝縮された8型タブ(また買いました)

      個人的にはALLDOCUBE初号機となった『iPlay 70 mini Ultra』。在庫が復活しては『売り切れ』を繰り返す人気ぶり。ALLDOCUBE熱が沸騰する中、新たに日本投入されたのが『iPlay 70 mini Pro』です。

      iPlay 70 mini Pro

      ALLDOCUBEより

      iPlay 70 mini Proの長所は『4G(SIM)』『GPS』をサポートしているところ。注目のSocには『Dimensity MT8791』を搭載。モデル名だけ見てもピンと来なかったので、詳細を調べてみると『Dimensity 7050』と同じ『CPU』『GPU』構成であることが判明。

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      Soc Dimensity MT8791 Dimensity 7050
      CPU
      • 2x A78 2.6GHz
      • 6x A55 2.0GHz
      • 2x A78 2.6GHz
      • 6x A55 2.0GHz
      GPU ARM G68 MC4 ARM G68 MC4

      Dimensity 7050は私が所有する『OPPO Reno11 A』が搭載するSoc。同端末の動作速度に不満はありません。

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      iPlay 70 mini Proは、シリーズ的には『上位』に該当するであろうiPlay 60 Mini Turboからのアップデートも顕著(USB Type-Cからの映像出力には非対応)。

      1. ストレージ容量:128GB→256GB
      2. 電池容量:3.8V/5,500mAh→3.85V/6,050mAh
      3. Bluetooth:5.0→5.4
      4. 画面最大輝度:350nit→450nit
      5. Wi-Fi:Wi-Fi 5→Wi-Fi 6
      6. SIM:非対応→対応(ドコモ、SoftBank、au、楽天モバイルの主要プラチナバンドを網羅)

      iPlay 60 Mini Turboが出た時点で『ちょっと欲しいかも』と思っていた人は飛びついているはず。私がその1人です。短期間で『2台のALLDOCUBE』を注文してしまいました(iPlay 70 mini Proは2025年6月中に到着予定)。

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      『8インチ台のサブ端末』という日本市場にフィットしたカテゴリーで『主役』を目指すALLDOCUBE。快進撃はどこまで続くのか。大手グローバルメーカーはそこに追従するのか。しばらくは『8インチ市場』から目が離せません!

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