少し前までは、モバイル通信を行うのに物理的な『SIMカード』が必須でした。WEBの申込みが主体となる格安SIMの場合は、申込み手続き終了後に各通信業者がSIMカードを発送。そのSIMカード受け取らなければ通信を開始する事はできません。つまり数日のタイムラグが発生します。
そのタイムラグを最小限に抑えてくれるのが、端末内蔵一体型の『eSIM(Embedded)』です。eSIMの場合、通信業者は物理的なSIMカードではなくプロファイルデータをメールにて送信。
ユーザーはその内容に基づき設定するだけ。私は楽天モバイルやpovo 2.0でeSIMの申し込みをしましたが、どちらも開通までにかかった時間は数時間程度。あまりの早さに驚きました。
eSIMを提供している主な通信業者は以下の通り
- ahamo
利用料金:2,980円、通信回線:NTTドコモ、データ容量:20GB - LINEMO
利用料金:990円〜、通信回線:Softbank、データ容量:3GB〜 - povo 2.0
利用料金:0円〜、通信回線:au、データ容量:0GB〜 - 楽天モバイル
利用料金:0円〜、通信回線:楽天、データ容量:1GB以内〜 - ワイモバイル(シンプルS/M/L)
利用料金:2,178円〜、通信回線:Softbank、データ容量:3GB〜 - UQモバイル(くりこしプランS+5G、くりこしプランM+5G、くりこしプランL+5G)
利用料金:1,628円〜、通信回線:au、データ容量:3GB〜 - IIJmio(データプランゼロ)
利用料金:165円〜、通信回線:NTTドコモ、データ容量:0GB〜
楽天モバイルとpovo 2.0は申し込み手数料や月額基本料金が『0円』。eSIMをまだ使ったことがなくて試してみたいという人には最適です。
一点注意が必要なのは、一般的な物理SIMカードと違って、全てのスマートフォンでeSIMを使うことは出来ません。なので契約をする前に、所有している端末がeSIMに対応しているかどうかをまずはしっかり確認しましょう。
eSIMに対応する主なスマートフォンは以下の通り(2021年12月現在)
- iPhone 13
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- AQUOS sense4 lite
- AQUOS sense6
- AQUOS wish
- motorola razr 5G
- OPPO A55s 5G
- OPPO Find X3 Pro
- OPPO Reno5 A(ワイモバイル版は非対応)
- OPPO A73
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 6
- Google Pixel 5a (5G)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 4a (5G)
- Google Pixel 4a
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- P40 Pro 5G
- Rakuten Mini
- Rakuten Hand
- Rakuten BIG
- Rakuten BIG s
- Xperia 10 III Lite
楽天モバイルであれば、回線契約と同時に端末を購入するとポイント還元率が大幅にアップ。実質『0円』で購入する事も可能です。ただし対応するSIMがeSIM限定だったりと、メイン機として使うにはやや使い勝手が悪いかもしれません。
物理的なSIMカードも使えるeSIM対応端末を出来るだけ安く購入したいのであれば『OPPO A73』。発色の美しい有機ELディスプレイを採用しつつ、2021年12月時点での販売価格は1万円台前半とかなりお値打ち。軽量なのでサブ機にも向いています。
投稿が見つかりません。メイン機として使いたいならOPPO Reno5 A 5G。日常使いに十分な処理能力を持ちつつ『防水』『おサイフケータイ』といった必須機能にもれなく対応。5Gネットワークをサポートしているので今後長期間使えます。
お金に少し余裕があるならAppleのiPhoneかGoogleのPixelシリーズ。iPhoneは処理能力がとても高いので、iPhone 11程度でも不自由は感じません。Pixelは『Googleカメラ』の画質が秀逸。5万円程度で購入できる『Pixel 5a 』でもハイエンド並みのクオリティを得られます。
SIMカードスロットが一つしかない端末でも、eSIMと組み合わせれば『デュアルSIM運用』が可能に。2021年はモバイル通信利用料金が大幅に値下がりし、サービス内容も多様化したので複数のSIMを使うメリットが大幅に向上。eSIMを導入出来たら、次はぜひデュアルSIMに挑戦してみては!スマホライフが益々便利に楽しくなりますよ。
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