これまで行った『ベンチマークテスト』『ゲーム性能チェック』では、薄型軽量モデルとは思えないパフォーマンスを発揮した『Motorola edge 40』。しかし一点どうしても気になるのは、やはり『電池もち』です。
最近は5,000mAh程度の電池容量を備えるスマートフォンが主流。Motorola edge 40は前モデル(Motorola edge 20)から電池を増量するも、6.55インチの画面サイズで『4,400mAh』は少ない部類。つまり『電池もちが悪い』可能性があるのです。
今回は使用期間が短い(恐らく電池容量100%)端末『OPPO Reno9 A』『Pixel 7a』『Motorola moto g53j 5G』と電池のもちを比較。画面の明るさは照度計で合わせました。それぞれの電池もちに関連するスペックは下記の通り。
Motorola edge 40、OPPO Reno9 A、Google Pixel 7a、Motorola moto g53j 5Gの主なスペック(電池もち関連)と重さ
Motorola edge 40 | OPPO Reno9 A | Google Pixel 7a | Motorola moto g53j 5G | |
Soc | Dimensity 8020 | Snapdragon 695 5G | Tensor G2 | Snapdragon 480+ 5G |
電池容量 | 4,400mAh | 4,400mAh | 4,385mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 有線:最大68W 無線:最大15W |
有線:最大18W | 有線:最大18W 無線:最大7.5W |
最大18W |
画面サイズ | 6.55インチ | 6.4インチ | 6.1インチ | 6.5インチ |
画面タイプ | 有機EL | 有機EL | 有機EL | 液晶 |
画面解像度 | FHD+(1,080 x 2,400) | FHD+(1,080 x 2,400) | FHD+(1,080 x 2,400) | HD+ (1600 x 720) |
最大リフレッシュレート | 144Hz | 90Hz | 90Hz | 120Hz |
重さ | 約171g | 約183g | 約193.5g | 約183g |
YouTubeで動画を1時間再生(Wi-Fi接続)
まずはYouTubeでこちらの動画を1時間再生。電池もちとは関係ないですが、発色が一番美しかったのはMotorola edge 40でした。
Motorola edge 40 | OPPO Reno9 A | Google Pixel 7a | Motorola moto g53j 5G | |
検証前 | 93% | 86% | 91% | 75% |
検証後 | 87% | 81% | 86% | 72% |
電池の減り | -6% | -5% | -5% | -3% |
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Motorola edge 40は電池残量が93%から87%に低下し、1時間YouTube動画を再生して電池の減りが『-6%』。OPPO Reno9 AとPixel 7aはそれぞれ『-5%』。軽量であることを鑑みれば、1時間で-1%の差は許容範囲かと。
画質『1080p』を指定しましたが、moto g53j 5Gの画面解像度は『1600 x 720』。解像度が若干低い分消費電力が抑えられ、1時間動画を再生して電池の減りは僅か『-3%』。表示は十分に綺麗。動画を観る機会が多いという人は選択肢としてアリです。
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X(Twitter)を5分間スクロールし続けてみた(Wi-Fi接続)
Motorola edge 40の最大リフレッシュレート(画面を1秒間に書き換え可能な回数)は『144Hz』。今回比較を行った端末の中で、一番滑らかに表示が可能。ただしX(Twitter)アプリ使用時は、リフレッシュレートを『自動』に設定していると、『90Hz』に調整されていることを確認しました。
『144Hz』は90Hzと比較して滑らかな表示を体感出来ますが、それに伴い画面書き換え回数が増えて消費電力が上昇。今回は他の端末にリフレッシュレートを揃え(moto g53j 5Gのみ120Hz)、『自動』設定のまま検証。X(Twitter)のダークモードをONにし、タイムラインを5分間スクロールし続けた結果がコチラ。
Motorola edge 40 | OPPO Reno9 A | Google Pixel 7a | Motorola moto g53j 5G | |
検証前 | 84% | 78% | 83% | 70% |
検証後 | 83% | 77% | 82% | 69% |
電池の減り | -1% | -1% | -1% | -1% |
全ての端末が横並びで『-1%』。相当素早くスクロールしても、電池は中々減りませんでした。液晶のmoto g53j 5Gはダークモードの恩恵を受けられないだけでなく、リフレッシュレートが唯一『120Hz』。それでいて-1%は見事。低消費電力駆動を改めて証明。
薄型軽量スマホMotorola edge 40は電池の減りが早いのか
動画を長めに観たり縦長コンテンツをスクロールし続けても、『Motorola edge 40の電池もちが悪い』という結果は出ませんでした。OPPO Reno9 AやPixel 7aと『同等』という判断で問題無いでしょう。
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もっとも、Motorola edge 40の最大充電速度は『68W』。少し早めに電池切れになったとしても、そこから『100%』に復帰するスピードは圧倒的。トータルで考えれば『一番扱いやすい端末』かもしれません。
Motorola edge 40を購入すべきポイント
- SocにMediaTek社のDimensity 8020を搭載し、主にグラフィックの処理を担当するGPU性能が飛躍的に向上
- メインカメラのレンズがF1.9からF1.4に大口径化。F値が小さくなるほど光の取り込み量が増し、加えてボケ味を活かした描写も可能に
- 揺れに合わせてレンズ動かし、物理的に手ブレを補正する光学式手ブレ補正機能
- Omni-directional(全方位型) PDAFにより被写体に素早くフォーカス
- APU570の採用によりノイズリダクション、露出調整、物体追跡などを強化
- 超広角カメラ(1,300万画素)はマクロ撮影に対応
- 背景をぼかすポートレートモードやクアッドピクセルテクノロジーに対応する3,200万画素のフロントカメラ
- 曲面3Dガラスを採用する6.55インチの有機ELディスプレイ
- 144Hzの最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)と360Hzの最大タッチサンプリングレート(1秒間にタッチに反応する回数)により滑らかな表示と優れた操作性を実現
- 最大68Wの超急速充電技術(68W TurboPower™)により、約10分で最大12時間の駆動時間を確保
- 最大68Wの超急速充電に対応する充電器が同梱
- USBケーブルを使わないワイヤレス充電(最大15W)対応
- FeliCa(おサイフケータイ)に対応。財布の中身をスマートフォンの中に移して身軽に外出
- 最高レベルの防塵防水規格IP68に準拠。キッチン、プール、キャンプ場などスマートフォンを気兼ねなく使える場所が一気に増える
- セキュリティ&プライバシー保護機能Moto Secureにより、様々な脅威から情報を守り安全を確保
- OFDMA技術で回線の混雑を回避しつつ、WPA3によりセキュリティを強化。通信速度も向上したWi-Fi 6対応
- DOLBY ATMOSをサポートするデュアルステレオスピーカー
- メモリ8GB、ストレージ256GBの大容量モデル
- ハイエンドモデルへの採用が一般的な高速ストレージ規格UFS3.1採用
- マスク装着時もスタイリッシュに素早くロックを解除するディスプレイ指紋認証
- ファッションのアクセントにもなるヴィーガンレザー加工モデル(イクリプスブラック)を用意
- NTTドコモ、SoftBank、au、楽天モバイルといった複数の通信回線に対応。格安SIMも選び放題
Motorola edge 40の主な仕様
Motorola edge 40 | |
---|---|
Soc | MediaTek Dimensity 8020 |
容量 | 8GB/256GB メモリ:LPDDR4X ストレージ:UFS 3.1 |
電池 | 4,400mAh(有線充電:68W、無線充電:15W) |
重量 | 約167g(ブルー)/約171g(ブラック) |
サイズ |
|
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 非対応 |
位置情報 | GPS,AGPS,LTEPP,SUPL,Glonass,Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 |
SIM | nano SIM+eSIM |
防塵防水 | IP68 |
指紋認証 | ディスプレイ |
おサイフケータイ | 対応 |
Micro SDカード | 非対応 |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos) |
Ready For | 対応(ワイヤレス/PC) |
OS | Android™ 13 |
Motorola edge 40にお勧めな格安SIM
- 5G NR:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B4/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42 - 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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