シャオミのタブレット『Redmi Pad』と『Redmi Pad SE』はどちらを購入すべき?ストレージの規格に注目。

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メモリ容量と安さで選ぶとタブレット選びは失敗する

Xiaomi(シャオミ)は2023年9月27日(水)、日本市場に向けてタブレットの廉価モデル『Redmi Pad SE』の発売を開始。直販価格は4GB/128GBモデル『21,800円(税込)』、6GB/128GBモデル『29,800円(税込)』。

位置づけ的には、2022年10月28日に日本発売を開始した『Redmi Pad』の下位モデル。Redmi Padの直販価格は、2023年9月30日(土)時点で3GB/64GBモデルが『22,800円(税込)』。発売開始当初の『39,800円』から大きく値下げされています。

今回は直販価格が近いRedmi Pad SE(4GB/128GBモデル)と、Redmi Pad(3GB/64GB)のスペックを比較。私はすでにRedmi Padを所有していますが、Redmi Pad SEは買い替えたくなるような端末なのか!

Xiaomi Redmi PadとRedmi Pad SEの主な仕様

Redmi PadRedmi Pad SE
SocMediaTek Helio G99(6nm)Qualcomm Snapdragon 680(6nm)
メモリ3GB、4GB(LPDDR4X)4GB/6GB(LPDDR4X)
ストレージ64GB、128GB(UFS2.2)128GB(eMMC 5.1)
電池8,000mAh8,000mAh
充電最大18W最大10W
重量445g478g
サイズ高さ:250.38mm
幅:157.98mm
厚さ:7.05mm
高さ:255.53mm
幅:167.08mm
厚さ:7.36mm
画面
  • サイズ:10.61インチ
  • タイプ:液晶
  • 解像度:2,000 x 1,200ピクセル
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • ピーク輝度:400nit
  • 表示色:10億色以上
  • サイズ:11インチ
  • タイプ:液晶
  • 解像度:1,920 x 1,200ピクセル
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • ピーク輝度:400nit
  • 表示色:1670万色
  • TÜV Rheinland 低ブルーライト認証:対応
カメラリアカメラ

  • 解像度:800万画素

フロントカメラ

  • 解像度:800万画
リアカメラ

  • 解像度:800万

フロントカメラ

  • 解像度:500万画素
コネクタUSB Type-CUSB Type-C
スマートペン非対応非対応
Bluetooth5.35.0
Wi-FiWi-Fi 5 2.4GHz/5GHzIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
オーディオクアッド(4つ)スピーカー(Dolby Atmos対応)クアッド(4つ)スピーカー(Dolby Atmos対応)
イヤフォンジャック非搭載搭載
OSMIUI for PadMIUI for Pad
カラーグラファイトグレー、ムーンライトシルバー、ミントグリーンミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープル
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タブレットの処理能力を決める『Soc』は、Redmi Padが『Helio 99』でRedmi Pad SEは『Snapdragon 680』。もっともポピュラーなベンチマークアプリ、AnTuTu BenchmarkでRedmi Padの性能を数値化すると『421,302』。

処理能力

Xiaomi Redmi PadをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測

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Redmi Pad SEと同じSocを搭載するスマートフォン、『Redmi Note 11』のトータルスコアは『315,616』。

処理能力2

Xiaomi Redmi PadをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測

データの演算を行う『CPU』と、グラフィックをメインに処理する『GPU』のスコアはどちらもHelio G99が上。

タブレットなので若干高い数値になる可能性はありますが、これだけはっきりと差が出ているので、『処理能力はRedmi Padの方が高い』と言えるでしょう。

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Redmi Pad SEで処理能力よりも気になるのが、採用しているストレージの規格。eMMCUFSと比較して読み書き速度が遅いだけでなく、読み書きを同時に行えないという弱点を持ちます。

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たとえメモリ容量が大きくても、『CPU』と『ストレージ』の性能が低いと、アプリの起動や動作速度が遅くなりがち。

動画しか観ない』というのであればRedmi Pad SEで問題無さそうですが、ブラウジングやSNSといった一般的な使い方もしたいのであれば、Redmi Padを選ぶべき。

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他にもRedmi Pad SEの方が『33g』重かったり、充電速度が『8W』遅いのも実用部分でマイナスポイント。データ容量は『Micro SDカード』で拡張出来るので、動画の保存先などに関しては気にする必要なし。

メモリ容量が大きいと、複数のアプリを同時に起動させるなど『マルチタスク』時の動作が安定。ただしRedmi Pad SEはそもそものパフォーマンスが低めなので、『バリバリ使う』には不向きです。

一通りスペックを確認して、私がRedmi PadからRedmi Pad SEに乗り換えることはひとまず『無い』と断言。『画面は少しでも大きい方がいい』『Redmi Padより実売価格が5千円安い』といったことが無い限りは、少し高くてもRedmi Padの購入をお勧めします。

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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