スマートフォンは家電製品なので、モデルチェンジと共に様々なスペックアップを遂げています。『処理能力』『カメラの画質』『充電速度』『電池もち』『ディスプレイ品質』『スピーカーの音質』など、これらを向上させる事が各スマートフォンメーカーの命題に。
スマートフォンは言ってしまえばパソコンを小型化させたもの。技術の応用により比較的早いスピードで性能アップが進みました。2021年には『大きな進化はここで止まるのでは』と感じさせるハイエンドスマートフォンが登場。それが『Xiaomi 11T Pro』です。
Xiaomi 11T Proはスマートフォンの性能を決めるSocに『Snapdragon 888』を採用。2022年式のハイエンドは主に『Snapdragon 8 gen 1』を搭載していますが、大きく進化したのは3Dゲームプレイに影響を与える『GPU』性能。データの演算などを行う『CPU』に関してはやや『高止まり』を感じさせる内容に。
3Dゲームプレイ時の最大パフォーマンスは確かに上がっていますが、それに伴うは熱の制御が難しく、ファンなどなくして長時間高いパフォーマンスを維持し続けるのは実質困難。
Motorola moto 30 Proの様に高い処理能力を活かしてデスクトップ的な使い方が出来るスマートフォンは別として、スマートフォン単体として利用するのであれば、Snapdragon 888を搭載するXiaomi 11T Proで正直十分。
投稿が見つかりません。カメラ画質を上げるには、ソフトウェアの開発とイメージセンサーのサイズを大きくするのが必須。ソフトウェア開発に予算を割けて、イメージセンサーを出来るだけ安く大量に仕入れる事が出来るのは大手メーカーに限られます。Xiaomiは2022年第一四半期において、Samsung、Appleに次いでスマートフォン世界シェア第3位。
Xiaomi 11T Proはイメージセンサーに『1/1.52インチ』大型サイズの『Samsung ISOCELL HM2』を採用。
『Xiaomi Mix Fold』『Honor 60 Pro』『Motorola Moto Edge S30』などが同じセンサーを使用。Xiaomi 11T Proのカメライメージは、10bitディスプレイに相応しい階調豊かな表現が多く、8bit対応のディスプレイだと持て余す印象。
画質に優れるだけでなく、HEIF(.HEIC)書き出しに対応しているのもXiaomi 11T Proの特徴。HEIFは圧縮率が高くJPEG比でデータ容量が約半分。それでいて高画質を維持するという写真好きにはたまらないファイル形式。iPhoneはHEIFを採用していますが、Androidでは希少です。
夜景モードはHEIF書き出し非対応。低ノイズかつディテールもしっかり。ミッドレンジから一線を画したハイエンドクオリティを堪能出来ます。
数年前までは最大『15W』程度が『急速充電』と呼ばれていたのに、Xiaomi 11T Proでは最大『120W充電』を実現。5,000mAhの大容量電池をフル充電するのにかかる時間はたったの『17分』。充電=面倒くさいというのは完全に過去のものとなりました(充電器とUSBケーブル同梱)。
ただ速く充電するだけでなく、安全と耐久面にも徹底配慮。充電タブを増やすことで内部の抵抗を減らし、電池にグラフェン素材を使用することで電気伝導効率を向上させています。LiquidCool テクノロジーにより発熱もしっかり制御。充電中は34もの安全機能が監視を行います。
『電池もちが良い』というのは通常1度フル充電してから電池が無くなるまでのことを示しますが、Xiaomi 11T Proが採用している電池は最大容量が『80%』に減るまでのサイクル回数が『約800回』。通常のリチウムイオンはこの回数が500回程度なので、Xiaomi 11T Proは『長い目でみても電池もちの良いスマートフォン』という事に。
最近では廉価モデルも『有機EL』を採用するようになりましたが、『10bit(10億色以上の表示)』対応は上位モデルのみ。Xiaomi 11T Proのディスプレイは豊かな色表現と5,000,000:1の高いコントラスト比により、HDR 10+やDOLBY VISIONといった最新動画技術をサポート。質感豊かなワンランク上の描写を魅せてくれます。
ディプレイが1秒間に画面を書き換え可能な回数を示す『リフレッシュレート』は最大『120Hz』。1秒間にタッチに反応する回数を示す『タッチサンプリングレート』も最大『480Hz』とゲーミングスマートフォン並。処理速度の高いXiaomi 11T Proは画面に触れた瞬間素早く滑らかに動作。一度これに慣れてしまうと廉価モデルには戻れません。
スピーカーはJBLやAKGといった有名音響ブランドを展開するハーマンインターナショナルの『Harman Cardon』が監修。出力を強めにして迫力で差をつけるメーカーが多い中、Xiaomi 11T Proは精細な音色で勝負。通常のステレオスピーカー搭載端末と比較すると、ドラムンベースの音ひとつとっても明確に異なります。
2022年は原料費、人件費、輸送費など様々な物価が大暴騰。さらに日本は円安なので輸入品の価格が全て跳ね上がりました。AppleのiPhoneをはじめ、Androidスマートフォンも最新モデルに関しては値上がりが顕著。
端末名 | 旧価格 | 新価格 |
iPhone 11 | 61,800円(128GB)~ | 72,800円(128GB)~ |
iPhone 12 mini | 69,800円(64GB)~ | 87,800円(64GB)~ |
iPhone 12 | 86,800円(64GB)~ | 102,800円(64GB)~ |
iPhone SE(3rd) | 57,800円(64GB)~ | 62,800円(64GB)~ |
iPhone 13 mini | 86,800円(128GB)~ | 99,800円(128GB)~ |
iPhone 13 | 98,800円(128GB)~ | 117,800円(128GB)~ |
iPhone 13 Pro | 122,800円(128GB)~ | 144,800円(128GB)~ |
iPhone 13 Pro Max | 134,800円(128GB)~ | 159,800円(128GB)~ |
ただしAndroidはiPhoneと違って古いモデルの併売を基本的に行いません。つまり2021年モデルは売り切り。モデルチェンジの為に値上げ出来ないので、コストパフォーマンスを追求するなら2021年時点で超お買得だったハイエンドXiaomi 11T Pro。FeliCa対応でおサイフケータイまで使えます。いつ在庫切れになっても違和感なし!
Xiaomi 11T Proはこんなスマートフォン
- 最大出力120WのXiaomiハイパーチャージに対応(充電器は同梱)。わずか17分で5,000mAhの大容量電池を安全に素早くフル充電完了
- スマートフォン用のバッテリーは通常約500回の充電サイクルを終えると80%に最大容量が低下。Xiaomi 11T Proが搭載しているバッテリーは約800回の充電サイクルまで80%の最大容量を維持
- 1億800万画素の超高解像度撮影やワンクリックAIシネマに対応するトリプルカメラ
- JPEGの約半分の容量で同等の高画質を維持し、10bit(10億色)での保存にも可能にするHEIF(High Efficiency Image File Format)フォーマット対応
- 10億色以上の表示が可能な6.67インチの大型有機ELディスプレイ
- 圧倒的なダイナミックレンジの広さで臨場感たっぷりな描写を可能とするDolby Vision対応
- 最大リフレッシュレート120Hz、最大タッチサンプリングレート480Hzは高性能なゲーミングスマートフォンと同等
- 表示するコンテンツ内容に合わせてリフレッシュレートを自動調整するAdaptiveSync対応。消費電力を効率化
- Gorilla Glass 6より耐擦傷性を2倍強化し、固く粗い表面への耐落下性も最大2mまで向上したCorning®️ Gorilla®️ Glass Victus™をディスプレイガラスに採用
- ディスプレイ評価で最も有名な第三者機関DisplayMateにおいてA+の最高評価を受ける
- Android用のSocとして最高クラスの性能を持つQualcomm®️ Snapdragon™️ 888搭載
- 冷却システムLiquidCool テクノロジーにより安定して高いパフォーマンスを維持
- FeliCa対応でおサイフケータイやGoogle Payが使える
- 高い音響技術を持つHarman Kardonの監修を受けたDolby Atmos対応スピーカー搭載
- MEMCテクノロジーにより低いフレームレートの動画を滑らかに表示
- 3世代に渡るAndroid OSのアップデート及び4年間のセキュリティアップデートを保証
- 2年間の長期無料保証サービスに対応
- メモリ容量8GB、ストレージ容量128GBの大容量モデル
- メモリ増設機能搭載。ストレージの一部をメモリとして利用することで容量を+3GB増設
- 顔認証、指紋認証両対応でマスク着用時もロックを素早く解除
- 高速通信5Gネットワーク&Wi-Fi 6対応
Xiaomi 11T Proの主な仕様
Xiaomi 11T Pro | |
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Soc | Snapdragon 888(5nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 204g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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FeliCa | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 13、android 12 |
Xiaomi 11T Proにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/40/41/42
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)