原料費、人件費、物流コストの高騰、そして円安。価格を上げざるを得ない要因がこれでもかと揃ってしまい、食品から家電まであらゆるモノが大幅に値上がり。
海外では物価に合わせて賃金が上がり、いわゆる『インフレ』が起こっています。しかし日本の場合は賃金の上昇が追いついておらず、生活が圧迫されている現状。
まだ値上げは始まったばかりです。さらに価格が上がる前に買っておくべきもの。それが『生活必需品』。生活必需品とは毎日必ず使うもの。利用時間の長さで言えば、間違いなく生活必需品と言えるのが『スマートフォン』です。
スマートフォンも勿論価格が高騰。Xiaomiの最新モデルとなるXiaomi Redmi Note 11 Pro 5Gは、前モデルとなるRedmi Note 10 Proから1万円の値上げを行い『44,800円(税込)』。様々なアップグレードが行われているので中身が伴った値上げではありますが、上げ幅はかなりのもの。
値上げに見合うアップデートを遂げた最新モデルを購入するのもアリですが、お勧めなのは物価がここまで高騰する前にリリースされた『2021年発売モデル』。中でも高価格帯の『ハイエンド』は今すぐにでも買っておくべき。
Xiaomi(シャオミ)は2021年に『Xiaomi 11T』『Xiaomi 11T Pro』という2台のハイエンドモデルをリリース。販売価格はXiaomi 11Tが『54,800円(税込)』でXiaomi 11T Proが『69,800円』。最近の値上がり具合を鑑みれば考えられない安さです。
2モデルの大きな共通点は2つ。1つ目は1/1.52インチの大型イメージセンサーを採用する1億800万画素対応のメインカメラ。ピクセル統合技術により、通常撮影モードでは画素サイズを2.1 μmまで拡大。
ISPの違いにより書き出される画像は若干異なりますが、ダイナミックレンジの広い深みのある絵作りが大光量モデルの特徴。『スマホでこんなに綺麗に撮れるんだね』ではなく、『本当にこれスマホで撮ったの?』と言われるかが廉価モデルとの違いです。もっとも難易度の高い『夜景』だってお手の物。
しかもその高画質をJPEG比較で半分程度のデータ容量となる『HEIF(.heic)』形式で保存してくれるのも2モデルの凄さ。iPhoneでお馴染みのHEIFですが、Androidは対応端末がごく一部(OPPO Find X3 Proなど)。ファイルサイズが巨大化し易い遠景も1MB台が殆ど。沢山撮影してもストレージ容量が圧迫されません。
2つ目の共通点がディスプレイ。10bit(10億色以上の表示)、最大リフレッシュレート『120Hz』(1秒間に画面を切り替え可能な回数)、最大タッチサンプリングレート『480Hz』(1秒間に画面がタッチに反応する回数)に対応するハイグレードな有機ELを採用。ガラスには強化ガラスの最上位『Corning®️ Gorilla®️ Glass Victus™』を使用しており、『表示』『操作性』『耐久性』全てに優れます。
10bit対応だと同色系の表示がきめ細かくなるので、HDRで撮影した写真や動画(Xiaomi 11T ProはHDR10+で動画撮影が可能)の鑑賞に最適。最大リフレッシュレートとタッチサンプリングレートの数値が高いので、操作した瞬間に滑らかさを得られます。文字の打ち安さ易さも下位モデル以上。
スピーカーは両モデルともステレオ仕様。立体音響『DOLBY ATMOS』をサポートし、迫力溢れるサウンドを奏でます。Xiaomi 11T ProはHarman Kardonと提携。スマートフォンのスピーカーから出ているとは思えない洗練された音が、ゲームや映画の感動をワンランク上の次元に。
最初はシングル(モノラル)仕様が殆どだったスマートフォンのスピーカー。今ではデュアルが一般的になり、左右から別々にステレオ音源を出力出来ます。ゲームの臨場感を求めるだけであれば、Xiaomi 11Tで十分です。Xiaomi 11T Proが搭載しているのは『音楽を聴けるスピーカー』。Harman Kardonはやはり一味違います。
Xiaomi 11TはSocにMediaTek社の『Dimensity 1200-Ultra』を採用。AnTuTu Benchmarkのスコアが60万を余裕で超える同モデル。高いGPU性能を必要とする『PUBGモバイル』『Asphalt 9』『原神』といった3Dゲームの動作も至って軽快。ミッドレンジでは不可能なプレイ環境を得られます。
計測するタイミングによってはAnTuTu Benchmarkスコアが『80万』の大台を超えることもあるXiaomi 11T Pro。原神をリフレームレート『60FPS』、レンダリング精度『高』という超高負荷に設定しても、高精細な描写と滑らかな動きを維持。他のXiaomi端末に関しても言える事ですが、MIUI 13へのアップデートでゲームプレイ環境が向上した印象。
そしてXiaomi 11T、Xiaomi 11T Proと言えば『超急速充電』。最大30W程の充電速度で『急速』とアピールするメーカーも存在する中、Xiaomi 11Tはその2倍以上となる『67W』。Xiaomi 11T Proに関しては4倍の『120W』。朝起きて電池が『ゼロ』の状態でも、出かける迄には充電が終わっています。嘘みたいな本当の話。
独自の充電技術を採用しているので、安全性については勿論問題なし。充電時の温度管理も徹底。電池が無駄に劣化するといった事はありません。一つ弊害があるとすれば、他モデルを充電する時に遅くてストレスを感じるくらいか。
iPhoneの場合は旧モデルをそれなりに長い期間販売し続けます。しかしAndroidは新陳代謝が早いので、生産停止となり在庫が無くなったらその時点で終了。復刻版などが出ない限り再販される事はありません。
発売開始から数々のアップデートが施され、ソフトウェアの面でも大きく進化したXiaomiのハイエンド『Xiaomi 11T』『Xiaomi 11T Pro』。世界情勢もありきですが、『お値段以上』という言葉がこれほどしっくりくるスマホは珍しいと思います。売り切れになって後悔しないようくれぐれもご注意を。
Xiaomi 11Tの主な仕様
Xiaomi 11T | |
---|---|
Soc | Dimensity 1200 Ultra(6nm) |
容量 | 8GB/128GB
|
電池 | 5,000mAh(最大67W急速充電) |
重量 | 203g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
NFC | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 13、android 12 |
Xiaomi 11T Proの主な仕様
Xiaomi 11T Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 888(5nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 204g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
FeliCa | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 13、android 12 |
Xiaomi 11Tにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/40/41/42
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Xiaomi 11T Proにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/40/41/42
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)