Xiaomi 12T Proが日本市場で発売開始されたのは2022年12月16日。オープンマーケット版の直販価格は8GB/128GBモデルが『109,800円』とまさかの10万超え。通信キャリアSoftBankは、8GB/256GBモデルを『143,280円』というさらに強気な価格設定。
円安の影響を大きく受けた『物価高』が止まらない状況とはいえ、オープンマーケット版の値上げ幅は前モデルとなるXiaomi 11T Proから『4万円』。10万円を超えると市場の反応が鈍くなるのは当然のこと。
価格の高さは玉に瑕ですが、比例して『性能が高い』のも事実。メインカメラのイメージセンサーはXiaomi 11T Proの1/1.52インチから『1/1.22インチ』まで大型化。ダイナミックレンジの拡大により、ワンランク上のリアリティを得られるようになりました。
高解像度撮影時の画質も大幅に向上。Googleのハイエンドモデル『Pixel 7 Pro』との比較でも圧倒的な優位性を見せつけました。
静止画だけでなく『動画』のクオリティも著しくアップ。光学式手ブレ補正が追加されたことで、Xiaomi 11T Proでは抑え切れなかった細かい揺れを制御。高解像度時に明るく撮れるようになったのも大きな進化。
そして圧巻だったのが『ゲーム性能』。Snapdragon 888を搭載するXiaomi 11T Proでは、負荷の重い原神(画質最高設定)を高フレームレートでプレイすることが出来ませんでした。それをやってのけたのが『Snapdragon 8+ Gen 1』擁するXiaomi 12T Pro。
Xiaomi 12T ProのSnapdragon 8+ Gen 1は、2023年7月25日に発売を開始した『Nothing Phone (2)』を処理能力で上回るもの。Nothing Phone (2)が採用しているのは『低クロック版』です。実際に検証したところ、両モデルの間に明確な差を確認出来ました。
発色の美しい有機ELディスプレイは、10億色から『687億色』以上の表示にアップグレード。解像度も『2,712×1,220ピクセル』に高精細化しています。
最大『120Hz』のリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)と最大『480Hz』のタッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)は前モデルから変わらずですが、Socのパフォーマンスアップと共に体感的な快適指数は上がった印象。
『120W』の神ジューデンは『充電=面倒くさい』の概念を吹き飛ばす速さ。慣れてしまったら、50W充電以下のスマートフォンに機種変するのが厳しくなります。直販価格『7,990円(税込)』の120W充電器が付属し、24ヶ月間『無料バッテリー交換』サービスがついてくるのもXiaomi 12T Proのストロングポイント。
直販価格『109,800円(税込)』のXiaomi 12T Proですが、リリースから半年以上が経過し、徐々に実売価格が低下。2023年8月7日時点では、Amazonの価格が『93,098円』。楽天市場は更に安く8万円台半ば。そこに楽天ポイントまで付与されるのだから驚きです。
他社からギガプラン(音声SIM、音声eSIM)への乗り換え時であれば、Xiaomi 11T Proの直販価格と変わらない『69,800円(税込)』で購入出来るのが、格安SIMの『IIJmio』。これは衝動買いしたくなる安さ。
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スマートフォンは生活必需品であり毎日使うもの。妥協して価格優先のスマートフォンを購入すると、満足のいくカメラ画質と安定したパフォーマンスを得られません。
ちょっと背伸びすれば、手が届くところまで価格が熟れて来た生粋のハイエンドモデル『Xiaomi 12T Pro』。電池持ちも良好。全方位でお勧めな、完成度の高いスマートフォンです。
Xiaomi 12T Proの主な仕様
Xiaomi 12T Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 8+ Gen 1(4nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 205g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
FeliCa | 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
Wi-Fi | Wi-Fi 4、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、802.11a/b/g |
センサー | 近接センサー、360度周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、IRブラスター、フリッカーセンサー、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | デュアルSIM(nano SIM+eSIM) |
OS | MIUI 14(android 13) |
Xiaomi 12T Proにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78/n75
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42/48
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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