スマートフォンを利用する上で必須となる通信環境。コストパフォーマンスを重視するなら、『端末に合ったSIM』をしっかり選ぶべき。折角安くて使えるスマートフォンを購入したとしても、月々の通信コストが高額では意味が無いですからね。
私が最近気に入って使っているスマートフォンのひとつ『Redmi 12 5G』は、直販価格『29,800円(税込)』のエントリーモデル。2023年はあらゆる家電が値上がりしており、スマートフォンもその例外ではありません。
よって2万円台という価格のみで捉えると『安物買いの銭失い』になる可能性も十分に考えられます。なぜこのお安いスマートフォンを気に入っているのかと言えば、『動作速度がそれなりにスムーズ』『画面が大きくて見やすい』『安くて気軽に使える』『電池もちが良い』など様々な実用的要素を満たしているから。
ただし『ハイレゾBluetoothコーデック非対応』など、拘り派には物足りない部分も。あくまでエントリーモデルなので、ある程度の妥協は必要。『メリット』と『デメリット』をトータルで判断した上で、Redmi 12 5Gに相応しいSIMとは。
まず、格安SIM(MVNO)と比較して通信料金の高い通信キャリア(MNO)との相性はイマイチ。ただし利用時間が短くどうしても通信速度に拘りたいなら、LINEMOのミニプラン(3GB:月額990円)をお勧めします。
しかしたまに使う程度なのであれば、そもそも『大型ディスプレイ』である必要はありません。Redmi 12 5Gはあくまで『気軽にダラダラ使う』のに向いているスマートフォン。そこにフィットするのが格安SIMの『mineo』です。
私が契約している『マイそく(スタンダード)』は、月額『990円(税込)』という破格の安さながら、最大『1.5Mbps』の通信速度で3日間に10GBデータ通信可能。月に最大100GB程度使えます(ただし午後0時~1時までは最大32kbpsに速度制限)。
最大通信速度の公表値は1.5Mbpsですが、マイソク(スタンダード)は通信開始時に速度をはやめるバースト転送に対応。音楽や動画の読み込み時に効果を発揮します。
利用する環境によって通信速度は異なりますが、私の場合は1日を通して(平日お昼以外)大体1.3~1.5Mbps付近で安定。
1.3~1.5Mbps程度の速度で出来ることが下記の通り。
最大1.5Mbpsの通信環境で実際に検証した結果
問題なく利用出来る(mineoマイそくスタンダード)
- YouTube・YouTube Music(480p~HD)
- TVer(画質中)
- Amazon Music(ストリーミング設定:標準)
- radiko
- LINE(メッセージ送信)
- Chrome・edge
- PayPay・楽天ペイ
- Google Map
- 原神、PUBGモバイル、Asphalt9(データの大型アップデートは不可)
多少読み込みに時間がかかっても利用出来る(mineoマイそくスタンダード)
- LINE(ビデオ通話※動きがややカクつく)
- Amazon Prime Video(最初の読み込みに時間がかかる)
- Twitter(画像の読み込みに時間がかかる)
- ラクマ・PayPayフリマ
利用するのが難しい(mineoマイそくスタンダード)
- データ容量の大きいファイルの送受信
- 高解像度ストリーミング動画・音楽の再生
ahamoやLINEMO(スマホプラン)は、月間データ容量超過後も最大『1Mbps』で通信を行うことが可能。それを上回る最大『1.5Mbps』では、『分割表示』を行った時にややゆとりが生まれます。
例えば上の画面でYouTube Musicで音楽を流すのに『1Mbps』必要だとします。最大1Mbpsだと音楽の読み込みが終わるまで待たなければなりません。しかし最大1.5Mbpsであれば、下画面でSNSやブラウジングを同時に楽しめます。
実際にRedmi 12 5Gで分割表示し、上画面でYouTube Musicを再生しながら下画面で通信速度を測ってみました。その結果がこちら。
速度が安定しているとは言い難いですが、音楽(動画)の読み込みがある程度終わると速度が上昇。XやWEBページを見る程度であれば、同時に利用して問題なし。Redmi 12 5Gの6.8インチ大画面をフルに活用出来ます。
平日のお昼は、ダウンロードした音楽を聴きながら電子書籍を読むなど優雅に過ごしましょう(QRコード決済を使いたいなら、無課金状態のpovo2.0とデュアルSIM)。
少しコストが上がっても『平日のお昼にスマートフォンでインターネットしたい』という人には『マイピタ(デュアルタイプ)』がお勧め。10GB(1,958円)以上のコースでは、『パケット放題 Plus(低速時の通信速度が最大200kbps→1.5Mbps)』を無料で使えます(申し込み必要)。
mineoについて
- 音声対応SIM基本料金:250円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 通話料金:22円/30秒(無料通話アプリmineo電話を使うと10円/30秒、10分かけ放題時間超過後は11円/30秒)
- 10分かけ放題:550円(税込)
- 無制限かけ放題:1,210円(税込)
- データ容量:1GB~(マイピタ)
- 翌月くりこし:対応(マイピタ)
- 5G:対応(マイピタ)
- 低速切り替え:対応(マイピタ)
- 通信回線:NTTドコモ、SoftBank、au
- eSIM:対応(Aプラン、Dプラン)
- eSIM設定方法(Android):https://support.mineo.jp/setup/guide/esim.html
- eSIM設定方法(iOS):https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_esim.html
- APN設定方法(Android):https://support.mineo.jp/manual/network_setup.html
- APN設定方法(iOS):https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_network.html
- 公式サイト:mineo
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