OPPO(オッポ)の最新ミッドレンジモデル『OPPO Reno7 A』。『おサイフケータイ』『高い防塵防水性能(IP68)』に対応する日本特化シリーズの最新作です。
フラットデザインを取り入れ見た目を一新。背面にはOPPO独自技術となる『OPPO Glow』が施されており、他モデルとは異なる人目をひく存在感を放ちます。スマートフォンの見た目と質感、どちらも重視している人に強くお勧めしたい一台。
ただしスマートフォンは家電なので、性能がイマイチな場合は購入するのを控えるべき。性能を決めるのは『Soc』です。前世代となるOPPO Reno5 Aは『Snapdragon 768G 5G』、OPPO Reno7 Aは『Snapdragon 695 5G』を搭載。
番号的にはSnapdragon 695 5Gはランクダウン。コスト高が一気に進んでいるので、ランクダウンがあっても仕方の無い現状(iPhone13シリーズは最大4万円の値上げ)。もしかしてOPPO Reno5 Aから性能が落ちているのか。それを知る為、まずはスマートフォンの性能をトータルで示す『AnTuTu Benchmark(Ver.9.4.0)』のスコアを比較。
AnTuTu BenchmarkのトータルスコアはOPPO Reno5 Aが『396,871』でOPPO Reno7 Aが『385,028』。そこまで大きな差はありませんが、残念ながらOPPO Reno7 Aの方が低い数値。やはり性能で選ぶなら前モデルを購入した方が良いのか。
スマートフォンの動作に最も大きな影響を及ぼすのは、脳となりデータの演算処理を行う『CPU』。CPUのスコアが上がると、アプリの動作速度を示す『UX』のスコアも基本的には上昇。サクサクした動作を求める場合は『CPU』『UX』の数値が高いモデルを選ぶべき。
トータルスコアはOPPO Reno5 Aが上回りましたが、CPUを単体で見るとOPPO Reno5 Aが『117,431』なのに対しOPPO Reno7 Aは『119,695』とわずかにリード。『UX』もOPPO Reno7 Aの方が上回っています。つまり普段遣いであれば性能的にOPPO Reno7 Aを選んで問題なし。
スコアとは別に注目すべきポイントが、AnTuTu Benchmark計測時の『温度(電池)』と『電池の減り』。OPPO Reno5 Aは電池温度が『38.5度(+7.1度)』まで上昇し、電池の減りは『4%』。OPPO Reno7 Aは『37.1度(+3.9度)』にとどまり電池の減りもわずか『2%』。
電池の減りに関しては、電池容量がOPPO Reno5 Aの4,000mAhから4,500mAhに増量されている事と、Socのプロセスサイズが『7nm』から『6nm』に微細化し、電力効率が高まっているのも要因として考えられます。
続けてミッドレンジの肝となる『CPU』について、もう少し詳しく『Geekbench5』で検証してみましょう。
単体で処理するシングルコアはOPPO Reno5 Aが『598』でOPPO Reno7 Aが『688』。AnTuTu Benchmarkのスコアよりはっきりと差が開いています。マルチタスク(複数アプリを同時に起動するなど)時に影響するマルチコアも、OPPO Reno5 Aが『1,748』でOPPO Reno7 Aは『2,003』と明確に上。これは長く使っていると体感差に表れそう。
処理能力に加えてYouTube視聴時の電池の減りもチェック。デジタル照度計で両端末の輝度を合わせ(OPPO Reno5 Aで80%程度の明るさ)、同じ動画を約1時間再生。結果はOPPO Reno5 Aが『-10%』でOPPO Reno7 Aが『-8%』。輝度を下げればその分電池の減りが少なくなり、駆動時間も長くなります。
画面の明るさは『有機EL』を採用するOPPO Reno7 Aの方が上。家の中ではあまり気にならないかもしれませんが、直射日光下での画面の情報を確認しやすいのは輝度の高いOPPO Reno7 A。
また、有機ELは視野角が広く液晶は狭いので、斜めから見た時の明るさは雲泥の差。
見た目以外の部分でOPPO Reno5 Aから『あまり変化がない』と思っている人が多そうなOPPO Reno7 A。実機に触れてみれば実用的なアップデートに気づくはず。しっかり前世代を超えていました。
OPPO Reno7 A(SMフリー版)の主な仕様
OPPO Reno7 A | |
---|---|
Soc | Snapdragon 695 5G(6nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,500mAh(最大18W急速充電)※充電機同梱なし |
重量 | 約175g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
|
防水防塵 | IP68 |
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.1 |
位置情報 | GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac Wi-Fi® 2.4GHz/5GHz |
SIM | NanoSIM+eSIM |
指紋認証 | ディスプレイ |
おサイフケータイ | 対応 |
Micro SDカード | 対応(1TBまで) |
OS | ColorOS 12 based on Android™ 11 |
OPPO Reno7 A(SIMフリー版)にお勧めな格安SIM
OPPO Reno7 A(SIMフリー版)が対応する周波数帯
- 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
- 3G: UMTS(WCDMA) Band 1/4/5/6/8/19
- 4G: TD-LTE Band 38/40/41/42
4G: LTE FDD Band 1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28 - 5G: n3/n28/n41/n77/n78
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
OPPO Reno5 A(SIMフリー版)の主な仕様
OPPO Reno5 A 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 765G 5G(7nm) |
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,000mAh(最大18W急速充電) |
重量 | 182g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
モノクロカメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP68 |
センサー | 地磁気センサー、環境光センサー、色温度センサー、近接センサー、加速度センサー、重力センサー、ジャイロセンサー、歩数計 |
OS | ColorOS 11 based on Android™ 11 |
OPPO Reno5 A(SIMフリー版)にお勧めな格安SIM
OPPO Reno5 Aが対応する周波数帯
- 5G:n3/n28/n77/n78 (NSA)
- 4G:FDD-LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28
TDD-LTE 38/39/40/41 (2545-2655MHz)/42 - 3G:WCDMA 1/2/4/5/6/8/19
- 2G:850/900/1800/1900
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)