この記事に書いてある内容
安すぎたけどちゃんと使える!?エントリー価格だったミドルクラスのスマホ『edge 50s pro』の実力よいかに
- 開封品だけど中身は新品そのもの。最大125W出力の充電器&ケーブルが付属するありがたさ
- 高級車の内装を連想させる上品な見た目。造形美際立つ立体ディスプレイ
- SoftBank関連のアプリは何個インストールされている?『削除』『無効化(非表示)』出来るかチェック
- edge 50s pro(Snapdragon 7 Gen 3)のAnTuTu Benchmarkを実測
- 『メイン』『望遠(光学3倍)』『マクロ』カメラの作例
- 充電し忘れが怖くなくなる『最大125W』対応。ワイヤレス充電に加えて電池をいたわる設定も多数用意
- SoftBankのスマホedge 50s Proを『楽天モバイル』で使えるか試してみた
- edge 50s Proを実際に使ってみて総括
- Motorola edge 40 neo、edge 40、edge 50s Proの主なスペック
- Motorola edge 50s Proの対応バンド及びお勧めな格安SIM
- 関連リンク
安すぎたけどちゃんと使える!?エントリー価格だったミドルクラスのスマホ『edge 50s pro』の実力よいかに
2025年6月3日(火)、楽天モバイル(Rakuten最強プラン)契約者に向けて配布された『特別クーポン(3,000円OFF)』を利用して、楽天市場においてMotorolaの『edge 50s pro』を購入しました。

edge 50s proはSoftBankが2024年7月に発売を開始したミドルクラスのスマートフォン。SIMフリー版の『edge 50 pro』はメモリが『12GB』と大容量ですが、SoftBank版は『8GB』に抑えられています。
調理場に例えると、『まな板』の役割を果たすのがメモリです。まな板が広くなるほど、素早く調理可能な具材の量が増加。
『同時に複数のアプリを利用する』『Chromeでタブを沢山開く』といった使い方を日常的にしているのであれば、大容量メモリ(12GB)を搭載する『edge 50 pro』の方がお勧めです。
edge 50 proを購入するのにお勧めなのが、期間限定で凄まじいポイントアップを行っている『楽天スーパーDEAL』。』スーパーDEALで付与されるのは、期間限定ではなく『通常ポイント(有効期限はコチラから)』。焦らず計画的に利用出来るのが特徴です。
開封品だけど中身は新品そのもの。最大125W出力の充電器&ケーブルが付属するありがたさ
私は『サブ』としての扱いが主になるので、メモリ8GBの『edge 50s pro』を購入。注文した翌日に到着(少し前から楽天市場の配送がはやくなった気がする)!早速開封して『どんな端末なのか』『ちゃんと使えるのか』を解説していきたいと思います。
パッケージは見慣れた『Motorolaの箱』です。ただし左上にはSIMフリー版には無い『SoftBank』のロゴが。
私が購入した『edge 50s pro』の状態は『白ロム(未使用品)』。検品のために箱を開封して通電確認は行われていますが、どこからどう見ても新品です。
コストダウンの為か、『充電器別売り』のスマートフォンが増えています。通信業者版は『充電器なし』のイメージが特に強いのですが、『edge 50s pro』はなんと『最大125W対応』のAC充電器とケーブルが同梱されている!
ちなみにこの充電器、Motorola公式ストアにおいては『8,800円(税込)』で販売中。3千円OFFクーポンを使って実質『2万5千円以下』で同端末を入手。何だか申し訳なくなりますね。
高級車の内装を連想させる上品な見た目。造形美際立つ立体ディスプレイ
私が購入したのは『バニラクリーム』というカラー。ヴィーガンレザー仕上げが施されており、『高級車の内装』が頭に浮かぶラグジュアリーな雰囲気。見た目だけでなく手触りも『レザー』です(指紋が目立たない)。Motorolaの『M』マークが高級感を底上げ。
起動時には『SoftBank』のロゴが表示されると思っていたのですが、SIMフリー版と同じく『hello moto』のスタイリッシュな画面。表示がとても美しい!
左右がラウンドした形状なので、この部分は好き嫌いが分かれるはず。見た目の造形美はフラットディスプレイを上回ります。
『Android』『iOS』両方のセットアップを用意。データの移動は比較的スムーズに行えるかと(私はスキップしました)。
SoftBank関連のアプリは何個インストールされている?『削除』『無効化(非表示)』出来るかチェック
SoftBank版で気になるのは、『プリインストール』されているSoftBankに関連するアプリの数。デフォルトでは下記の通り『16個』。少し多いかなという印象です。
- Yahoo!
- PayPay
- あんしんデータボックス
- 5G LAB
- LINE MUSIC
- My SoftBank
- Wi-Fiスポット設定
- データコピー
- イチ推し!
- HELPO
- スマートフォン安心遠隔ロック
- あんしんフィルター
- Y!ショッピング
- さとふる(SBプレイヤーズ株式会社の子会社)
- ebookjapan(LINE Digital Frontier株式会社の子会社)
- TikTok(ソフトバンクビジョンファンドが運営会社のByteDanceに出資)
一応全てのアプリを『アンインストール』もしくは『無効化(非表示)』することが出来ました(かなりスッキリ)。
アンインストール可能なアプリ
- PayPay
- あんしんデータボックス
- 5G LAB
- My SoftBank
- Wi-Fiスポット設定
- イチ推し!
- Y!ショッピング
- さとふる
- TikTok
無効(非表示)化可能なアプリ
- Yahoo!
- LINE MUSIC
- データコピー
- HELPO
- スマートフォン安心遠隔ロック
- あんしんフィルター
- ebookjapan
ちなみに、アプリの整理を行った状態でメモリの使用率は『59%』(起動中のアプリはなし)。
edge 50s pro(Snapdragon 7 Gen 3)のAnTuTu Benchmarkを実測
SocはQualcomm社の『Snapdragon® 7 Gen 3』を搭載。スマートフォンの性能をトータルで数値化してくれる『AnTuTu Benchmark』のトータルスコアは実測値で『816,940』。

edge 50s pro(Snapdragon 7 Gen 3)のAnTuTu Benchmarkスコア(V10.5.0)
これはSnapdragon 7s Gen 3を搭載するNothing Phone 3aに近い数値。実測時は室温が『26.5度』とやや高めな環境ながら、『OPPO Reno11 A』『AQUOS sense9』といった日本ミドルクラスのスコアを大きく上回る良好な結果に(3D Benchはエントリーやミドルクラスに多いLiteではなく通常版に対応)。動作は勿論サクサクです。
AnTuTu Benchmark実測値(最大) | 端末名 |
200万〜 | OPPO Find X8、Xiaomi 14 Ultra、Xiaomi 15 Ultra |
150万〜200万 | Xiaomi 14T Pro、POCO X7 Pro |
100万〜150万 | Pixel 8、Pixel 8a、Pixel 9a、Xiaomi 13T Pro、Nothing Phone 2 |
50万〜100万 | OPPO Reno11 A、moto g64 5G、Nothing Phone (2a)、Nothing Phone(3a)、AQUOS sense8、AQUOS sense9、Motorola edge 50s pro |
〜50万 | OPPO A3 5G、Redmi 12 5G、moto g24 |
『メイン』『望遠(光学3倍)』『マクロ』カメラの作例
続けてカメラ性能をクイックチェック。edge 50s proのカメラは『メイン(広角)』『望遠(光学3倍)』『超広角(マクロ対応)』といった3眼構成。
メインカメラは『F1.4』の大口径レンズを採用しており、イメージセンサーのサイズも『1/1.55インチ』と大きめ。上位ミドルクラスのスペックです。
撮影は夕刻に行っており、画像の設定は『ナチュラル』。デフォルトでディスプレイのカラー設定が『ビビッド』になっているので、撮影時は『自然』に変更することをお勧めします(ビビッドでは実際の撮影色が分かりづらく不自然)。
Motorola edge 50s Proのメインカメラで撮影(等倍)
『メモリ容量』『30度近い気温』どちらに起因してか分かりませんが、若干『画像処理が重いな』と感じる瞬間がありました。とはいえ、ダイナミックレンジの広さを程よく感じられる落ち着いた仕上がり。エントリークラスからの乗り換えであれば感動するクオリティです。
Motorola edge 50s Proのメインカメラ・望遠カメラで撮影比較
続けて『望遠カメラ』の画質を検証してみましょう。

メインカメラで撮影(等倍)

望遠カメラで撮影(光学3倍)
望遠カメラはメインカメラと比較して『イメージセンサー』『レンズ』のサイズが小さいので、若干暗めな仕上がりに。メインカメラ(等倍)で撮影した画像を一部拡大して再度比較。

メインカメラで撮影(等倍)した画像を一部拡大(トリミング)

望遠カメラで撮影(光学3倍)
ぱっと見は『メインカメラで撮影した画像をトリミングした方が綺麗』に見えます。もしかして望遠カメラ不要だったのでは!?今度は上画像の一部をトリミング。

メインカメラで撮影(等倍)した画像を一部拡大(トリミング)

望遠カメラで撮影(光学3倍)した画像を一部拡大(トリミング)
解像は物理的に拡大している『望遠カメラ』の圧勝でした。望遠カメラを備える端末は、適材適所で『使い分け』が可能。ミドルクラスのスマートフォンではせいぜい『光学2倍』程度なので、『3倍』まで寄れるedge 50s Pro(edge 50 pro)は貴重な存在。
Motorola edge 50s Proのカメラで『10倍』『20倍』『30倍』の高倍率撮影
物理的な拡大は『3倍』までですが、デジタルズームを併用した最大倍率は『30倍』。10倍〜30倍で撮影した画像がこちら。

10倍

20倍

30倍
光学3倍ズームの恩恵を受けてか、『10倍』はWEB素材程度なら使えそう。20倍〜30倍も『デジタルメモ』としては十分な画質。トリミングの手間が省けます。
Motorola edge 50s Proの超広角カメラでマクロ撮影
超広角カメラが対応する『マクロ撮影』は、メインカメラでピンボケしてしまう距離から『傷』『ホコリ』『繊維』『質感』を鮮明に描写可能。
マクロズームには非対応ですが、『ギリギリまで寄って撮れる』ので撮影の幅を広げられます。
充電し忘れが怖くなくなる『最大125W』対応。ワイヤレス充電に加えて電池をいたわる設定も多数用意
edge 50s Pro(edge 50 pro)は最大『125W』の超急速充電に対応。出力値だけ聞いてもピンと来ないと思うので、付属の『AC充電器』『ケーブル』を使用して、『約10分』でどの程度電池残量が増えるかを検証。
14%からスタートしたedge 50s Proの電池残量は、約10分後に『69%』まで増えていました。スマートフォンの電池残量が少ない状態で寝てしまっても、『起きてから充電すれば間に合う』というのはとてつもなく心強い!
もっとも、最大125W充電には『端末が発熱しやすい』というデメリットも。暑い季節は電池を劣化させる原因になりかねません。
edge 50s Pro(edge 50 pro)には『急速充電ON/OFF』機能がついているので、端末を出来るだけ長持ちさせたい場合は『緊急時のみON』といった使い方が適当かと。

設定→バッテリー→急速充電
急速充電ON/OFF以外に、『最適化充電』『自動調整バッテリー』『過充電防止』『アイドル状態のバッテリーの改善』『バッテリーセーバー』といった様々な『電池いたわり機能』も備えます。
さらに『ワイヤレス充電(最大10W)』までサポートする盤石ぶり。『速く』『効率的に』『手軽に』など、用途に合わせて充電の仕方を選べます。

SoftBankのスマホedge 50s Proを『楽天モバイル』で使えるか試してみた
私が購入したのはSIMフリー版(edge 50 pro)ではなくSoftBank版(edge 50s Pro)。他通信キャリアの主なバンドに対応していることは、購入前に予め確認済み。しかし本当に使えるのでしょうか。
私がメインで利用している『楽天モバイル』で検証することに。楽天モバイルのSIMカードをedge 50s Proにセットすると、APN設定など一切不要で自動開通しました。

edge 50s Proを使用して楽天モバイル(Rakuten最強プラン)の通信速度をfast.comで実測(2025年6月4日午後4時12分)
※通信速度は通信を行う場所、時間、人口密度などにより異なる場合があります。
電波状況も私の環境では問題なし。Rakuten Linkで『音声通話』『ビデオ通話』『SMSメッセージ送受信』を行えることも確認済みです。
edge 50s Proを実際に使ってみて総括
到着レビューでは『処理能力』『カメラ』『充電』といったメイン部分を主に検証しましたが、どれも『ミドルクラス上位』を感じさせるパフォーマンス。
『カメラ』『充電』に関しては、性能が高いだけでなく臨機応変な使い方が出来るのもポイント。『物理的に遠く(近く)を撮れる』『あっという間に充電完了』は同端末の明確な強み。
私の場合は楽天モバイル特典も相まって、『あまりに安く』購入出来てしまったedge 50s Pro。2万円台でこのクラスを買ってしまうと、『次の端末選び』が難航しそうなのでその点はご注意を。
バリバリ使いたいのであれば、楽天スーパーDEALでSIMフリー版(edge 50 Pro)を購入しましょう。
Motorola edge 40 neo、edge 40、edge 50s Proの主なスペック
モデル名 | Motorola edge 40 neo | Motorola edge 40 | Motorola edge 50s Pro |
Soc | Dimensity 7030 | Dimensity 8020 | Snapdragon 7 Gen 3 |
容量 |
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メモリ規格 | LPDDR4X | LPDDR4X | LPDDR4X |
ストレージ規格 | 不明 | UFS 3.1 | UFS 2.2 |
電池 | 5,000mAh | 4,400mAh | 4,500mAh |
充電 | 有線:最大68W | 有線:最大68W 無線:15W |
有線:最大125W 無線:最大10W |
重量 | カリビアンブルー:約172g、ブラックビューティ:約170g | 約167g(ブルー)/約171g(ブラック) | 約186g |
サイズ |
カリビアン・ブルー
ブラックビューティ
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画面 |
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カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP68 | IP68 | IP68 |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 | 5.4 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
オーディオ | ステレオスピーカー(Dolby Atmos) | ステレオスピーカー(Dolby Atmos) | ステレオスピーカー(Dolby Atmos、Dolby Head Tracking対応) |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Ready For | 対応(ワイヤレス/PC) | 対応(ワイヤレス/PC) | 不明 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 |
Motorola edge 50s Proの対応バンド及びお勧めな格安SIM
- 5G:n1, n3, n8, n28, n41, n77, n78
- 4G:LTE B1, B7, B8, B11, B12, B17, B18, B19, B26, B28、B38、B39、B40、B41、B42
- 3G:W-CDMA B1, B2, B4, B5, B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band28(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
関連リンク

- Snapdragon 7 Gen 3搭載による高い処理能力(AnTuTu Benchmarkスコア80万超え)
- F1.4の大口径レンズ、1/1.55インチの大型イメージセンサーを採用し深みを得られるメインカメラ
- 物理的に3倍まで被写体を拡大出来る光学望遠カメラ
- ギリギリまで近づいて撮影可能なマクロ撮影対応
- 最大125Wの超急速充電は10分で14%から69%まで充電可能(充電器付属)
- 高精細な発色の美しい有機ELディスプレイ
- 高級車の内装をイメージさせるラグジュアリーデザイン
- おサイフケータイ及び最高水準の防塵防水(IP68)をサポート
- 画面の形状が立体的なので好みが分かれる
- SoftBank関連のプリインストールアプリが多い