2023年6月29日(木)からワイモバイルにおいて発売が開始された『Motorola moto g53y 5G』。他社から『シンプル2 M』『シンプル2 L』に乗り換えの場合(2024年1月6日時点)は、同端末を『3,996円』で購入することが可能です。
スマートフォンは生活必需品であり、殆どの人にとって『毎日』使うもの。『安いから』という理由だけで購入し、『安かろう悪かろう』だと使用時いつもストレスを感じることに。
詳しくない人は上記を避けたいという理由で、販売価格『3,996円』の端末ではなく、心理的に『19,800円』の方を選んでしまうかもしれません。3,996円のスマートフォンが『とんでもなくお得』な可能性もあるのに。
私はオープンマーケット版(メモリ8GBモデル)の『moto g53j 5G』を購入。こちらの直販価格は『34,800円(税込)』。moto g53y 5Gと比較すると『割高』に見えますよね。しかしmoto g53j 5Gに何か不満があるかと言えば、現状で『無い』のです。
ディスプレイの解像度は『HD+』とやや低めですが、電子書籍を読んでいても違和感なし。『フルHD+』と言われても大半の人が気づかないのでは。普通にキレイです。
解像度低めだと『消費電力』が下がるというメリットも。1時間YouTubeで動画を再生し、減った電池容量はわずか『3%』。電池もちの良い端末は使用時に発熱しづらく、暑い季節でもパフォーマンスが安定。
逆に電池もちの悪いスマートフォンは発熱しやすいので、暑い季節はリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)や画面輝度を下げるといった対策が必要に。本来のパフォーマンスを発揮出来なくなるということです。
moto g53j 5Gはリフレッシュレートを『最大120Hz(自動)』、輝度を高めに設定しても、極端に電池の減りが早くなるといったことはありません。これだけでもう大満足。
つまりmoto g53j 5Gが『割高』なのではなく、moto g53y 5Gが『安すぎるのでは』と私は感じています。両モデルに何か大きな違いはあるのか?確かめるためにmoto g53y 5Gを購入。実機が届いたので早速チェックしていきます。
Motorola moto g53y 5Gとmoto g53j 5Gの違いとは
moto g53y 5Gにのみプリインストールされているアプリケーション
- 5GLAB
- あんしんフィルター
- Ymobileかんたん設定
- Ymobileメール
- 緊急速報メール
- 災害伝言板
- Yahoo!
- Y!かんたんバックアップ
- PayPay
- VR SQUARE
- AR SQUARE
- 位置ナビ
アンインストール可能なアプリケーション
- 5GLAB
- VR SQUARE
- AR SQUARE
無効化可能なアプリケーション
- あんしんフィルター
- Ymobileかんたん設定
- 緊急速報メール
- 災害伝言板
- Yahoo!
- Y!かんたんバックアップ
- PayPay
- 位置ナビ
アンインストール及び無効化出来なかったアプリケーション
- Ymobileメール
数が多くて驚くかもしれませんが、『5GLAB』『VR SQUARE』『AR SQUARE』の3つはアンインストールして完全に消すことが出来ます。
『あんしんフィルター』『Ymobileかんたん設定』『緊急速報メール』『災害伝言板』『Yahoo!』『Y!かんたんバックアップ』『PayPay』『位置ナビ』は無効化が可能。
無効化したアプリはホーム、一覧に表示されなくなります。ストレージ内にデータは残りますが、moto g53y 5Gのストレージ容量は『128GB』。さらにMicro SDカードも使えるので、この部分が支障をきたすことはほぼ無いかと。
投稿が見つかりません。アプリを『アンインストール』『無効化』する簡単な方法は、アプリアイコンを長押しして『アプリ情報』を選択。あとはアプリ情報内にある『アンインストール』『無効化』を実行するだけ。
不要なアプリを『アンインストール』『無効化』してホーム画面の『Ymobileメール』を『メッセージ』に変更すれば、ぱっと見はmoto g53j 5Gと同じになります。
メモリの容量が4GBと8GB
moto g53j 5Gのメモリ(RAM)容量は『8GB』。moto g53y 5Gは半分の『4GB』です。調理場を例にすると、メモリは『まな板』の役割を果たします。メモリの容量が増えると、その分一度に沢山の料理を作れるように。
『一度に沢山の料理を作らなければならない状況』というのは、アプリを同時に複数立ち上げている時など。ヘビーユーザーにとって『メモリ大容量』は魅力的なスペック。
ただし日常的に利用しているアプリの数が少ない人にとっては『宝の持ち腐れ』。無駄に広いまな板を使っていることに。
とはいえ、たまに料理(データ)の量が増えることもあるでしょう。そういった時のために、moto g53y 5Gには『RAMブースト』という補助まな板的機能が備えられています。
RAMブーストはストレージの一部をメモリとして代用。moto g53y 5Gは同機能をONにすることで、『1GB』分メモリ容量を拡張出来ます。
設定は『設定』→『システム』→『パフォーマンス』→『RAMブースト』から。
moto g53y 5Gはメモリ容量が少ない分性能が低い?
moto g53y 5Gはメモリ容量が少ない分『端末の性能が劣るのでは』と思う人がいるかもしれません。スマートフォンの性能をトータルで数値化してくれるAnTuTu Benchmarkで、実際にmoto g53j 5Gと性能が異なるかをチェック。
まずは『RAMブーストをOFF』にした状態から。性能の比較として下位モデル『moto g13』を加えました。
トータルスコアはmoto g53y 5G『397,377』、moto g53j 5G『394,924』、moto g13『267,307』。moto g13とは大きな開きがありますが、moto g53y 5Gとmoto g53j 5Gの数値はほぼ変わらず。
『RAMブーストON』の状態ではどうでしょう。ちなみにmoto g13は同機能を搭載していません。
『RAMブーストON』の状態でも大きな乖離はなし。つまりmoto g53y 5Gとmoto g53j 5Gの性能は『ほぼ同じ』です。実際に端末を操作してみても違いは分かりません。
スマートフォンの性能は、メモリ容量ではなく『Soc』に依存。両モデルのSocが異なれば、当然体感速度にも差が出ます。
moto g53y 5Gとmoto g53j 5Gが搭載するSocは、Snapdragon 480 5Gのクロックアップモデルとなる『Snapdragon 480+ 5G』。moto g13が搭載するHelio G85はやや非力で動作がモタつきますが、Snapdragon 480+ 5Gは一般的な使い方において十分なスペック。
やはりどう考えても安すぎるワイモバイルの『moto g53y 5G』。フロスト調の背面デザインも、上品かつ指紋が目立たず良好です。『安すぎるから止めておこう』は絶対にあり得ない。性能よりも『在庫切れ』の心配をすべきかと!
Motorola moto g53j(g53y) 5Gのスペック
Motorola moto g53j(g53y) 5G | |
---|---|
Soc | Qualcomm Snapdragon 480+ 5G |
容量 | 4GB/128GB(moto g53y 5G)、8GB/128GB(moto g53j 5G) |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約183g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.1 |
位置情報 | GPS、A-GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) |
SIM | NanoSIM+eSIM(DSDV) |
防塵防水 | IP52 |
認証 | 指紋認証(側面)、顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 |
Micro SDカード | 対応(最大1TBまで) |
OS | Android™ 13 |
Motorola moto g53j(g53y) 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G:n3/n28/n77/n78
- 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
- 2G:GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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