この記事に書いてある内容
楽天モバイルだからこそ可能なモバイルネットワーク活用術
- Rakuten Linkの通話品質向上がメインSIM昇格の決めてに
- 楽天モバイル(Rakuten最強プラン)ユーザーが得られる主な特典
- ワンプランで『サブ』から『メイン』まで網羅する格安通信キャリア
- 楽天グループのエコシステムに属する独自の強み
- 自由度が高い楽天モバイルだからこそ『通信する環境』が重要に
- 光回線を契約したら固定費/年が5万程度上昇する可能性大
- モバイルネットワークの使い方次第でハイエンド端末のパフォーマンスが低下
- 楽天モバイル(Rakuten最強プラン)は『寝ている間』も高速データ無制限
- 5Gエリアの『爆速スポット』を知っておくといざという時に便利
- 関連リンク
楽天モバイルだからこそ可能なモバイルネットワーク活用術
Rakuten Linkの通話品質向上がメインSIM昇格の決めてに
私は間違いなく『スマートフォン(インターネット)ヘビーユーザー』です。最近は外出先でも使い勝手の良い『8インチタブレット』を購入し、モバイルネットワークを利用する機会がますます増えそうな予感。

そんな私のメインSIMは『楽天モバイル』。通信品質が安定するまでは異なるSIM(通信業者)を取っ替え引っ替え使っていましたが、2025年6月現在は生活圏で特に不満なし。

どのタイミングで『メイン』に昇格したかを改めて振り返ってみると、通話アプリ『Rakuten Link』の音質改善が大きかったと感じます。今ではほぼ全ての国内通話をRakuten Linkで行っており、月に発生する通話料金は大体『0円』。ありがたすぎ!

楽天モバイルは月間データ使用量『3GB』まで、月額基本料金が『1,078円(税込)』。『データ通信3GB』『国内かけ放題(Rakuten Link使用時。ナビダイヤルなど一部番号は対象外)』がセットになって1,078円(税込)は間違いなく破格です。

楽天モバイル(Rakuten最強プラン)ユーザーが得られる主な特典
サービス内容(2025年6月15日時点) | 補足 |
国内通話かけ放題 | Rakuten Linkアプリ使用時(ナビダイヤルなど一部対象外あり) |
国際通話かけ放題 | Rakuten Linkアプリ同士の場合 |
海外から日本への通話 | Rakutenリンクアプリ使用時(対象国と地域からのみ発信可能) |
着信転送時の通話 | Rakuten Linkアプリ使用時(圏外転送以外無料) |
SMS送受信 | Rakuten Linkアプリ使用時 |
国際SMS送受信 | Rakuten Linkアプリ使用時 |
海外ローミング(2GB/月) | 指定73の国と地域 |
楽天市場で買い物時にポイント4倍(エントリー必要) | 上限2,000ポイント/月 |
NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル | 楽天グループ株式会社が運営するNBAの日本国内向け動画配信サービス。国内で唯一、NBAのレギュラーシーズン、オールスター、プレイイン・トーナメント、プレイオフ、NBAファイナルのすべてをLIVEとオンデマンドで配信(通常4,500円/月) |
パ・リーグSpecial | パ・リーグ主催公式戦が全て観られる(通常702円/月) |
Rakuten Music バンドルプラン | 5時間/30日間 |
ショップでの契約事務手数料 | 他の通信キャリアは通常3,850円 |
楽メール | rakumail.jpドメインのメールサービス。最大容量1GB |
楽天ドライブ50GB | 14歳以上が対象(無制限:1,100円) |
Rakuten Link AI | AIがあなたの悩みをチャット形式でサポート |
楽天市場で使える専用クーポンの配布 | 対象商品が3,000円OFFなど |
楽天スーパーSALE先行セールへの招待 | スーパーSALE開始の24時間前にスタート(ショップ買いまわりの対象) |
フリー保険 | 楽天Pay、楽天Edyの不正利用を1年間補償(保険金請求は1回のみ。最大5,000円) |
トク得!エンタメセレクション | Hulu(20%ポイント還元)、DAZN(15%ポイント還元)※楽天モバイルから申し込みが必要 |
Rakuten MAGAZINE | 1,000冊から毎月3冊読み放題 |
楽天イーグルス | 公式ファンクラブスタンダードコース年会費半額ポイントバック、楽天ペイ決済(コード・QR払い)でグッズ購入金額20%ポイントバック、レギュラーシーズン毎試合抽選で最大1,000名観戦招待 |
ワンプランで『サブ』から『メイン』まで網羅する格安通信キャリア
データ使用量が3GBを超えて20GBまでは月額基本料金『2,178円(税込)』。そして20GBを超えると、月額基本料金『3,278円(税込)』で『高速データ無制限』に突入します。

ユーザーの使い方によって柔軟に変動する料金設定により、ワンプランで『サブSIM』『メインSIM』どちらの需要も満たす楽天モバイル(Rakuten最強プラン)。サービス内容の複雑さが混迷を極める他の通信キャリアと一線を画しています。
楽天モバイル、ドコモ(ドコモMAX)、au(使い放題MAX+ 5G)、SoftBank(メリハリ無制限+)の料金設定 ※2025年6月14日時点
月間データ容量 | 楽天モバイル(Rakuten最強プラン) | ドコモ(ドコモMAX) | au(バリューリンクプラン) | SoftBank(メリハリ無制限+) |
無制限 | 3,278円 | 8,448円 | 8,008円(200GB/月超の場合最大5Mbosで制限。テザリングなどは合計60GBまで) | 7,425円(200GB/月超の場合最大4.5Mbosで制限。テザリング・データシェアは合計60GBまで) |
20GB | 2,178円 | 8,448円 | 8,008円 | 7,425円 |
3GB | 1,078円 | 6,798円 | 8,008円 | 7,425円 |
2GB | 1,078円 | 6,798円 | 8,008円 | 5,775円 |
1GB | 1,078円 | 5,698円 | 6,358円 | 5,775円 |
楽天グループのエコシステムに属する独自の強み
先述している通り、楽天モバイル(Rakuten最強プラン)は月額基本料金『3,278円(税込)』で高速データ無制限。
破格の安さでサービス提供出来ているのは、楽天グループが築くエコシステムへの導線として機能しているから。2025年第1四半期においても、楽天モバイルの契約を機にエコシステムのユーザー数が順調に増加。

楽天グループより
2025年内に10,000局+a(4Gと5Gの合計)の追加置局を計画している楽天モバイル。カバレッジホール(電波の届かないエリア)の改善に注力しています。

自由度が高い楽天モバイルだからこそ『通信する環境』が重要に
『自由度の高さ』『安さ』が強みとなる楽天モバイルですが、使い方によってはそのパフォーマンスを最大限に発揮出来ないかもしれません。

モバイルネットワークは『ユーザーが混み合う時間帯』『遮蔽物の多い場所』においては低速化しやすくなります。これは他の通信キャリアも同じ。

『データのダウンロードにやたら時間がかかる』『動画の再生中に映像が粗くなる(一時停止する)』などの原因は、通信している『時間帯』『場所』に起因している可能性が高いです。
光回線を契約したら固定費/年が5万程度上昇する可能性大
実家暮らしであれば、モバイルネットワークと比較してユーザー混雑の影響を受けづらい『光回線を契約している』という人の割合が大きいでしょう。しかしひとり暮らしを始めると、『固定費』を出来るだけ低く抑える必要があります。
光回線を契約すると、集団住宅タイプでも月額4千円程度は固定費が上乗せされることに。年に換算すると『5万円』程度。2年で10万円、3年で15万円。『塵も積もれば・・・』というレベルではありません。

ただし光回線を契約していないと、モバイルネットワークで行うデータ通信量が一気に増加。『3Dゲームのダウンロード(アップデート)』『高解像度動画視聴/ハイレゾ音楽鑑賞』などは『速度制限』の可能性を高めます。
モバイルネットワークの使い方次第でハイエンド端末のパフォーマンスが低下
先日タブレットに『原神』をダウンロードしようとしたら、『28GB超え』のデータ通信が必要に。データサイズを見た時点で『モバイルネットワークでは無理だ』と諦めてしまう人が多いのでは。

『大容量のデータをダウンロード』『フルHD解像度で動画視聴』といった異なる作業を同時に行おうとすると、たとえ端末を『スマートフォン』『タブレット』に分けていたとしてもネットワーク側が圧迫。
『ユーザーが混み合う時間帯』『遮蔽物の多い場所』以外に、ユーザーの『使い方』もモバイルネットワークのパフォーマンスを低下させる原因になりうるということです。
通信速度が遅くなると、インターネットを利用したサービスの動作がモッサリ。いくら端末が高性能だとしても、モバイルネットワークの使い方を変えなければ無用の長物化してしまうかもしれません。
楽天モバイル(Rakuten最強プラン)は『寝ている間』も高速データ無制限
やはり『28GB超え』のデータをダウンロードしたり、インターネットを円滑に使うには『光回線』を契約するしか方法は無いのか。答えは『NO』です。

先述している通り、モバイルネットワークはユーザーの混雑具合によって通信速度が変化。大きなデータをダウンロードするなら、当然『空いている時間帯』を狙うのがベスト。
総務省が公表している情報通信白書(令和5年版)を参考にすると、インターネット利用者が増えるのは『平日:午後0時〜1時、午後8時〜10時』『休日:午後8時〜10時』の時間帯。

総務省より

総務省より
ユーザーが一気に減り始めるのは『午後10時以降』。つまり『寝る前』にダウンロードを開始しておけば、かなり大きなデータでも『翌朝』には完了。
実際に試してみました。寝る前(午後10時以降)に楽天モバイルのネットワークで『原神(ver.5.6:28GB超え)』のダウンロードを開始。朝起きて確認すると、無事遊べる状態になっていました。

もっとも、これは『24時間高速データ無制限』の楽天モバイルだからこそ可能なやり方です。おおよそのモバイル通信サービスでこの様な使い方をしたら、朝起きた時点で『ダウンロードが途中で止まっている』『速度制限がかかって通勤・通学時にスマホが使えない』となるのが関の山。
またいくら高速データ無制限とはいえ、モバイルネットワークで『1TBのデータをダウンロード』といった常識外な使い方は控えるべき。

5Gエリアの『爆速スポット』を知っておくといざという時に便利
『5G(Sub-6)』では、最大帯域幅が4Gの20MHzから『100MHz』に広がっています。帯域幅は『道幅』のようなものなので、5Gエリア内では4Gエリアと比較して『通信の混雑』が発生しづらくなっています。

ただし5G(Sub-6)は直進性が強く、『遮蔽物の影響を受けやすい(場所によっては電波が届きづらい)』という側面を持つので、一概に『5G(Sub-6)で接続したら確実に高速通信』とは言い切れません。

『遮蔽物が少ない場所(基地局に近い)で5G通信を行う』と、モバイルネットワークとは思えない『爆速』で通信が行われることも。私のお勧めは『寝る前にダウンロード開始』ですが、『爆速スポット』を知っておくといざという時に便利かもしれません(爆速が維持され続けるかは分かりませんが)。

