Pixel 7aはAシリーズ『初』尽くし!Pixel 6aとの比較で見えた『2つ』のデメリットと『9つ』のメリットとは

廉価モデルらしくなくなった最新PixelシリーズPixel 7a登場

2023年5月11日(木)、GoogleはA-Series最新型となる『Pixel 7a』の販売をGoogleストアで開始。8GB/128GBモデルの価格は62,700円(税込)。本体カラーは『Charcoal』『Snow』『Sea』『Coral』の4色展開。

Pixel 6a、Pixel 7aの主要スペック

Pixel 6a Pixel 7a(G82U8)
Soc Google Tensor Google Tensor G2
容量
  • 6GB(LPDDR5 RAM)/128GB(UFS 3.1)
  • 8GB(LPDDR5 RAM)/128GB(UFS 3.1)
電池 4,410mAh(有線充電:最大18W) 4,385mAh(有線充電:最大18W 無線充電対応
サイズ 高さ 152.2 mm×幅 71.8 mm×厚さ 8.9 mm 高さ 152 mm×幅 72.9 mm×厚さ 9.0 mm
重量 約178g 約193.5g
画面
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:60Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
カメラ メインカメラ

  • 解像度:1,220万画素
  • F値:1.7
  • 視野:77度
  • ピクセルサイズ:1.4µm
  • イメージセンサーサイズ:1/2.55インチ
  • 超解像ズーム:7倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:水平114度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.25µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:800万画素
  • F値:2.0
  • 視野:84度
  • ピクセル幅:1.12µm

カメラ機能

夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、リアルトーンᵀᴹ、 顔のぼかし解除、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ

メインカメラ

  • 解像度:6,400万画素
  • F値:1.89
  • 視野:80度
  • ピクセル幅:0.8µm
  • イメージセンサーサイズ:1/1.73インチ
  • 超解像ズーム:8倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • 画角:水平120度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.12µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • F値:2.2
  • 視野:95度
  • ピクセル幅:1.12µm

カメラ機能

ボケ補正、夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、長時間露光 リアルトーンᵀᴹ、顔フォーカス、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ

オーディオ
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
防水防塵 IP67 IP67
認証 ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証 ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証
USB USB Type-C® 3.1 Gen 1 USB Type-C® 3.2 Gen 2
Bluetooth 5.2 5.3
Wi-Fi Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、MIMO Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、HE80、MIMO
位置情報 GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDou GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
おサイフケータイ 対応 対応
Google One VPN 250円~(Google One) 無料
SIM  nano SIM+eSIM nano SIM+eSIM
Google Playストア販売価格 53,900円 62,700円

Google Pixel 7aを購入するデメリット(Pixel 6aの方が優れているポイント)

サイズは大きく変わらず15.5g重量化

Pixel 6aの本体重量は約178gPixel 7aでは15.5g重くなり『193.5g』に。6.3インチのPixel 7が197gなので、『もう少し軽くならなかったのかな』というのが正直な印象。本体サイズ自体はPixel 6aと大きく変わっていません。

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販売価格が8,800円アップ

Pixel 7aではPixel 6aから8,800円の値上げが行われて『62,700円(税込)』。『Soc』『カメラ』『メモリ』『ディスプレイ』といった主要部分にアップデートがかけられていることや、物価高がおさまっていない現状を鑑みれば値上げは仕方のないことか。『重さ』と『値上げ』を許容出来ない人は、在庫のある内にPixel 6aを購入するか他メーカーに流れましょう。

Google Pixel 7aを購入するメリット(Pixel 6aよりも優れているポイント)

メモリが6GB→8GBに増量

メモリは作業場の役割を果たします。Pixel 7aでは6GBから8GBに増量されているので、メモリ不足を起こさずに余裕を持ってマルチタスクをこなせるようになりました(Pixel 6aでメモリ不足を感じたことはありませんが)。

Pixelシリーズはスマートフォンでも一般的な機能になりつつある『メモリ増設機能(ストレージの一部をメモリとして利用)』を備えないので、メモリ増量は実用的なアップデートと言えるでしょう。

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ディスプレイのリフレッシュレートが60Hz→90Hzに。滑らかスクロール実現

1秒間に画面を書き換え可能な回数を示す『リフレッシュレート』。リフレッシュレート90Hz以上の端末が増えるなか、Pixel 6aは『60Hz』止まり。この部分がどうしても気に入らず、上位モデルのPixel 7(90Hz)を購入したという人がそれなりの数いるかと。

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Pixel 7aは『90Hz』のリフレッシュレートにA-Seriesとして初対応。これで『弱点』として捉えられていた部分が1つ解消されました。リフレッシュレートが上がるとその分消費電力も上昇。その部分は電力効率を『20%』高めたTensor G2がカバー。

メインカメラのイメージセンサーが1/2.55→1/1.73インチに大型化。光の取得量が44%アップ

Pixelの上位モデルは、6シリーズからメインカメラのイメージセンサーを大型化(1/1.31インチ)。A-Series(1/2.55インチ)と比較して光の取得量が増え、より描写が明瞭に。

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もっとも、Pixelはカメラアプリのデジタル処理がとても優秀なのでA-Seriesでも十分な画質を得られていました。Pixel 7aではそこに物理的な進化が加わり、センサーサイズが初めて『1/1.73インチ』に拡大。

センサーモデルに関する表記はありませんが、公式ブログによるとPixel 6a比較で光の取得量が『44%』増加し、夜景モードにおいて『2倍』の速度で撮影が可能に。上位モデルと同様の『長時間露光』にも初対応と、もはや廉価モデルの面影なし。

またPixel 7、Pixel 7 Proに初めて導入され、Pixel 6aでは使えなかった高機能『ボケ補正』もPixel 7aでは使えます。SocをTensor G2にアップデートした恩恵が随所に。

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顔認証でロックを解除出来るように。指紋認証との使い分けに対応

Pixel 6aでは認証方法が『指紋認証』のみでした。マスク着用時には便利な指紋認証ですが、手が水でぬれていたりセンサー部分が汚れていると精度が落ちるといった弱点も。シーンに応じて指紋認証と顔認証を使い分けるのが理想。

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Pixel 7aは満を持して『顔認証』もサポート。ディスプレイのリフレッシュレート(90Hz)に加え、不満点として挙がりやすかった部分を一気に改善してきました。もはや小さいPixel 7

バンド79対応。ドコモの5Gネットワークに最適化

SoftBankauの5G(Sub6)エリアでは『3.3~4.1GHz(n77、n78)』の周波数が使用されています。ドコモの『n79』は、それらを上回る『4.5~4.6GHz』。n79に対応するスマートフォンは、より速い速度で通信を行うことが可能。

しかしオープンマーケット版の場合は『n79非対応』が多く、Pixel 7Pixel 7 Proも『n77』『n78』のみ。Pixel 7aドコモの取り扱いが決定しており、その影響かオープンマーケット版も『n79対応』というサプライズ!

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ワイヤレス充電をサポート。寝る前に置くだけ

Pixel 7aの有線充電速度はPixel 6aから変わらず最大『18W』。他メーカーは50W以上の出力に対応するモデルがちらほら。18Wはハッキリ言って『遅い』です。

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速度はイマイチですが、従来の有線に加えて『無線(ワイヤレス)充電』をサポート。眠くなったらワイヤレスチャージャーに『置くだけ』で充電開始。朝目が覚めた時にはフル充電完了。過程が楽になったのは間違いなし。

Bluetoothのバージョンを5.2→5.3にアップデート。LE Audio時代に備えよ

Pixel 7aではPixelシリーズとして初めて『Bluetooth 5.3』に対応。Pixel 6aだけでなく、上位モデルPixel 7Pixel 7 ProもBluetoothのバージョンは『5.2』です。

Bluetooth5.3では重複したデータの送信を減らしたり、暗号キーのサイズを制御することでBluetooth5.2からの効率化を促進。待機時の消費電力を抑えつつ、起動時間の短縮を実現。最新オーディオ規格『LE Audio』への最適化も進められています。

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情報を安全に守ってくれるGoogle One VPNに無料対応

通常『Google One VPN』を利用するには、有料サービスGoogle One(月額250円~)への加入が必要に。Pixel 7aユーザーはPixel 7、Pixel 7 Proと同様に、特典としてGoogle One VPNを無料で使う事が可能。インターネット接続時にの安心感が確実に増します。

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USB Type-Cのバージョンを3.1 Gen 1→3.2 Gen 2に刷新。データ転送が高速化

Pixel 6aの『USB Type-C® 3.1 Gen 1』から、Pixel 7aでは『USB Type-C® 3.2 Gen 2』にアップデート。最大転送速度が5Gbpsから10Gbpsに向上しています。USBスティックなどにデータを移動する時間が短縮。

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Google Pixel 7a(G82U8)にお勧めなSIM

  • 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 75 / 76 / 77 / 78 / 79
  • LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 28 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
  • UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド  1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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